※本考察はXperiaアンバサダーでお借りしたXperia Z4(SO-03G)も用いて検証しました。いい記事ではなく申し訳ありません。
個人的に「なかなか快適な動作ですよ!」とは(少なくとも)言えない、久しぶりに不満タラタラなXperia Z4。
言葉で「動作が遅い」「ワンテンポ遅れる」といわれてもピンと来ないと思いましたので、Xperia Z3とXperia Z4でどれだけ動作に差があるのか、実際に見ていただこうというのが今回の考察の主旨です。
「これでも全然問題ないよ~」という方はぜひ前向きに検討して頂ければと。
この3台で比較しました
動画は左からXperia Z4(SOV31)、中央がXperia Z3(SOL26)、右はXperia Z4(SO-03G)*Xperiaアンバサダーでお借りしている開発機 です。
テスト①:アプリを切り替えて使ってみる
比較のポイントは「履歴キーから目的のアプリを呼び出し、フルスクリーンで表示されるまでの時間」です。
テストは
- スリープ状態からロック解除
- ホーム画面(Nova Launcher)を開き
- スワイプダウンで通知領域及びトグルスイッチを表示させる
- 履歴キーから設定(アプリ)を開く
- 履歴キーからChromeを開き画面スクロール
- ホームに戻って履歴キーからカメラ(アプリ)起動
- ホームに戻ってPlayストアを開く
という手順で行いました。では動画をご覧ください。(2分51秒)
テスト1~3はほぼ同じスピードで動作しましたが、テスト4でちょっと両端のXperia Z4の動きが怪しくなり(反応が遅い)、テスト6のカメラアプリ起動で如実に差が出ることが分かると思います。そしてテスト7では右端のSO-03Gだけが画面をリロードしているような動作(Chromeも同じですが)をするのも気になります。
#SOV31とSO-03Gでは開発者オプションの差があるかもしれませんが、開発者オプションメニューを表示させていませんのであくまで「デフォルト」の動作と思ってください。
テスト②:写真撮影
比較のポイントは2つあります。
- カメラを起動するのに時間がかかること
. - ピントが合ってからシャッターボタンを押して実際にシャッターが切れるまでの時間
テストはスリープ状態からダブルタップでロック画面を表示、そこからカメラを起動してSmartWatch3を撮影する、というものです。両端のXperia Z4の動きに注目してみてみてください。
では実際にご覧ください。(1分5秒)
いかがでしょうか。
真ん中のXperia Z3はロック画面からのカメラ起動、「ピピッ」というピントが合った時の音がした瞬間にシャッターボタンを押すとパシャッとシャッターが切れます。これがたぶん皆さんのこれまでのXperiaで写真を撮る時のイメージだと思います。
これに対し、両端のXperia Z4、カメラ(アプリ)が起動するまでの時間、ピントが合った直後にシャッターを押してからシャッターが切れるまでのタイムラグ、、、右端のSO-03Gはまだマシな感じですが、動きある被写体に対してはシャッターチャンスを確実に逃してしまうことでしょう。
今回は1枚撮影するだけの動画ですが、何枚か撮り続けると「発熱のためカメラアプリを終了します」という状況になってしまうこともあるわけで。。
動作ラグ(ワンテンポ遅れる)の実態
個人的な感想を言ってしまえば、Xperia Z4は「意のままに操れない」という烙印を押さざるを得ないかな、と。。。
ソフトバンク版Xperia Z4は6/25に(2回目の)ソフトウェアアップデートが行われていて、これを適用するとかなり動作ラグは解消するようなことを言われている方もいました。
カメラ起動の遅さ、シャッターが切れるまでのタイムラグはアンバサダーイベントでも「既に対策版は完成している」とお話をお伺いしていますので、ドコモ・au Xperia Z4ユーザは今はそのアップデートを待つしか無いですね。。。
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そういえば先日、別件でドコモショップに行った時に「Xperia Z4ってお客さんから何か言われませんか?」と聞いてみたところ、「熱い!!というお声をよく頂きます^^;」というお話もされていたのが印象的でした。
「イイコトを伝えたい!」という気持ちは常に持っていますが、今はなんとかこの疑念を一日も早く払拭したい、それが今のホンネです。。。
タッチ切れは本当に不快。
中身がいくらよくても、これだけで評価にマイナス30点です。
上の比較動画見て思ったのですが
アプリ履歴の画面でZ3は履歴が少ないのに対しZ4は大量あるのは何故でしょうか?
アプリは画面から消えても終了されてない事が多いです。アプリ履歴に表示されてるアプリは基本的に完全には終了されていません。
この履歴が大量にあると動作が重くなる原因になります。
比較するときはアプリ履歴を空にすべきではないでしょうか。
Z3の履歴は再起動すると全部消去されますが、Z4(LP)では再起動しても履歴が「残る」のです。履歴はあくまで「履歴」であり、メモリ上にアプリが残っているわけではないと判断し、敢えて履歴の全消去をしなかったのですが、LPでは履歴にあるアプリ全てがメモリ上に展開されている仕様なのでしたっけ?
メモリ展開されることはありませんが履歴を開く時間に影響が出ます。
また、Z3の方を見る限り起動してからいくつかアプリを起動しているようですが
比較する場合、普通は履歴を消したうえで更に電源OFFからの起動(再起動)後、何も触れずに3分ぐらい経過(起動直後の処理を終わらせるため)した状態である必要があると思います。
正確なテストではなかったことはお詫びします。
私が言いたかったことは、Z3とZ4では同じ使い方(毎回再起動して履歴を消すという使い方はしない)をしていると、Z3のほうがキビキビ動くということです。
よくわかりませんがメモリ上にアプリが残っているZ3と再起動してメモリ上にアプリが残っていない(履歴のみ残っている)Z4を比較しているということでしょうか?
[…] 【Z4】Z3との比較動画を撮って分かった「動作ラグ」→ […]
Z4ですが、アクションゲーム白猫プロジェクトにおいても、Z2と比較しても、フリック操作による回避動作がわずかにですが、ワンテンポ遅れるのを感じています。
Nexus7をandroid5.0にアップデートした時も同様の症状があり、5.1にアップデート後はほぼ気にならないレベルに改善しました。
ハードのスペックや発熱よりは、OS周りに原因があるのかも知れませんね。
Z4の惨さは左端中央のタッチ切れ問題もあるは・・・