ITMediaさんからのお誘いでHTC Nippon主催のブロガー&プレス向け新製品発表パーティ「Meet the HTC Night」に参加してきました。参加にあたりNDA締結するなど今までになく厳重な対応で、とてもとても厳かな気持ちで臨みましたw
もともとHTCは個人的にもブランドイメージを含め好印象です。ただドコモから出ないので横目で見つつ、過去所有したのはDesire HDとAriaのみ。
今回のイベントを通じてこの印象が更に良くなりました。
お断り:ゴージャスなイベントだったこともあって、端末よりファシリティ関連のほうがダンゼン内容が多いですw
イベント開始前
会場はこんなオシャレなところ。場内全てがHTCはカラーに染まっています。レッドカーペットはよく歩きますが見たことありますが、グリーンカーペットは初めてかも!
中に入るとこれまたHTCカラーで。
中庭のプール
イベント開始前にはこんな生演奏も。
「HTCリッキー」と名付けられたカクテルがアペリティフとして振舞われ。(乾杯でも出てきた)
イベント開始前の様子。こちらがイベント本会場、右がメインステージ、ステージから手前がブロガー席、奥がプレス席。ブロガーが優遇されてます。(イベント開始直後にプレス席の方から「ブロガーはジャマ!!」というツイートがあったみたいだけど。。鉄ちゃんでつか?(・∀・))
ウェイティングバースペース(別フロア)では端末が20台くらい並んでいました。全体概要撮り忘れ。。
フリップカバーも発売されるようです。カバーをしていてもスピーカーからちゃんと音が聞こえるようにくり抜かれてます。
HTCロゴ入りのモバイルバッテリー。小柄ながら6000mAhもあるそうです。
カバンに忍ばせるのにほどよいサイズだと思います。
そしてウワサのHTC Mini(子機)。HTC J Oneを鞄の中に入れていても子機をワイシャツの胸ポケットに入れておけばすぐに通話ができる、ということのようです。5インチだと電話しづらい、という配慮なのでしょうか。Xperia Zでも何も問題なく通話できますけど、ええ。
HTC Mini、めっちゃ軽いです。すぐ失くしそうですw
電話帳も持てるみたいですが残念ながら番号のみ表示で、名前の登録ができないみたい。番号見ただけじゃ誰か分からないと思うのですが。。。ちなみに中華フォントでしたww
と、会場のゴーヂャスさに圧倒されつつ、ざっと端末を見ているうちにイベントが始まりました。
イベントオープニング
プレス向けのブリーフィングの後、イベントが始まりました。
HTC Corporation CEOのPeter Chou(ピーター・チョウ)氏がスピーチ。HTCがこのHTCが J Oneにどれだけ力を入れているのかがよく分かります。
さすがグローバル企業のトップ、威風堂々とした出で立ち、そして眼力がものすごかった。。
その後サプライズゲストとしてKDDI田中プロ社長が登場。チョウCEOとのフリートークが始まりました。
KDDI(au)におけるHTCとの取引はHTC EVOからとなります。EVO発売に至るまでには長い長い婚約期間を経てようやく発売できたこと、それ以来公私共に仲良くしている様を魅せつけてくださいました。
田中社長もリラックスして楽しそうに(英語で)語り合う姿は微笑ましくもあり、頼もしくも。(田中社長も流暢な英語で話されてました)
HTC J One発売を記念し、HTCリッキーで乾杯!
しかしプレスはいたにせよブロガーイベントという下々が主体のイベントにこのような企業トップが登場されるという、会場づくりもさることながらHTC NipponとしてこのHTC J One拡販に力を入れているのが良く分かります。
イベント終了後にHTC Nipponの中の人から伺いましたが、CEOにぜひ日本のHTCマニアファンの顔を見せたかったそうです。チョウCEOの目には我々マニアがどのように映ったのでしょうか。。。
歓談会食
乾杯の後、一旦歓談会食の時間に。このイベントが端末のイベントだということをすっかり忘れてしまうような進行で、不慣れな私はすっかりこのペースにはまってしまい端末より仲良くさせてもらってる面々との歓談と会食に没頭してしまい。。
1枚のお更に全種類なんてとてもムリな量の食事でもてなして頂きました。
特長紹介
ゆっくりとお腹を満たす時間はあっという間に終わってしまい、お目当ての製品紹介に。
グローバル商品企画部門担当バイスプレジデント 伊藤様より4つのカテゴリに分けて説明がありました。
- ホームスクリーンの進化
- 更なるサウンドの追求
- 新しい写真の撮り方
- 革新的なデザイン
ここからはかなり主観が含まれますのでご了承ください。
-ホームスクリーンの進化-
BlinkFeedというホームアプリ。操作に慣れるまでちょっと時間かかりそうですが、いわゆるiidaホームのような標準ホームの横にTwitterやFacebookやニュースなどの情報が画像ふんだんに表示されるようになります。
現時点ではRSSには対応してないのがちょっと残念ですが、今後の進化に期待したいところ。
こちら(公式動画)見ていただくのが早いかも(決して手抜きではない)
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=_VINTa2Qi8o[/youtube]
-更なるサウンドの追求-
筐体の上下にはHTC J Oneデザインの大きな特徴の一つともいえるスピーカーが設置されています。このスピーカーは独自のサウンドシステム「HTC BoomSound」というもので臨場感ある音をこの小さい端末から出すことができます。Beats Audioとの連携もあってか、音は重低音が効いて本当に良かったです。
(横置きした状態でステレオ効果が得られるのは当然ですが、縦の状態でも違和感なく聴こえたのが良かった)
-新しい写真の撮り方-
今回のHTC J Oneはすごく挑戦的です。従来の「Androidスマートフォンの常識」という箍(たが)を外そうとしているようにも思えます。非常に好感が持てます。
写真に関してもどうしても数値が大きい=高性能という一般的な認識(殻)を打ち破ることをしようとしているようにも見えます。チョウCEOも会の冒頭に言われていましたが、HTCとしてもスマートフォンにおける重要機能の一つとしてこのカメラ機能をあげていて、今回HTC J Oneでは「UltraPixel Camera」を搭載。
いたずらに解像度を上げず、「あえて」400万画素としています。これはテレビに出力してもクオリティを保てることと、撮像素子(モジュール)のサイズだそうです。このモジュールは1300万画素クラスの他社製品に比べ、光を3倍多く取り込めるため、シャッタースピードを落とすことなく(=手ブレしづらい)、明るい写真に仕上がるようです。
せっかくなので歴代HTC J + Xperia Zで同じ写真を撮り比べました。(一緒に参加したブロガーさんが2台お持ちで)
上から HTC J Butterfly、HTC J One、HTC J、Xperia Zの順番です。好みはいろいろあると思いますし、実際の撮影画像を持ってくるの忘れたためなかなか比較するのは難しいですが、1000万画素超の画像と比べても遜色ない、むしろ全体的に明るく、こうして撮影した画面をデジカメで撮ると白飛びしてしまうくらいと思ってください(笑)
#Xperia Zの撮影画像は素晴らしい!どの端末にも負けないぜ!!と思ってましたが見事覆されましたw
商業的にこの「400万画素」をどうアピールするか、が一つ課題としてあると思いますが、こちらはぜひ店頭で実際に手にとって体験してもらうような施策を考えているようですので、ぜひこのカメラ機能を自身の目で確認してみてください。
400万画素という数字は置いておいて、撮像素子のサイズアップは結果的に多くの情報が記録できるため高画質化しますので、個人的にこの流れは歓迎。
Xperia Zの後継(honami)もこの素子の大型化されるというウワサがありますので超期待!
カメラ機能にはもう一つ面白い機能があります。「HTC Zoe」といいます。「ぞえ」って言うらしいです。なんで「ぞえ」なんでしょう、聞き忘れました。
シャッターボタンを押す前から連写撮影するという、クルマの「ドライブレコーダー」みたいなものと言えば分かりやすいでしょうか。また撮影した写真と動画を30秒の動画に自動的にまとめてくれる「ビデオハイライト」なんて機能もあります。本当にカメラ周りが充実しています。
今までのスマートフォンのカメラ機能に対するアプローチとものすごい差別化となっていて、気になる人にはとても気になる機能です。(当たり前なことを当たり前に言ってみましたw)
-革新的なデザイン-
昨今のプラスチッキーな筐体に辟易しているユーザも多いのではないでしょうか。そんな中このHTC J Oneはアルミ筐体を採用しています。アルミ筐体はXperia Pでも使っていますので質感は想像通り(というか違ったら怖いw)で、程よい重量感と質感はHTC J Oneを所有することの満足感を与えてくれます。
冬場はちょっと冷たくてアレです。今までAndroid端末はプラスチック筐体しか使ったこと無い人が大多数だと思いますが、本当に良いですよ、アルミ。
このアルミ筐体のおかげで防水防塵機能は削がれてしまいましたが、それを差し引いても良いです。
リアパネルは外すことはできますが、電池交換はできません。脇にあるラッチを下に押して開けます。
リアカバーを見るとカメラレンズ周りに通信モジュールが集中しているのが分かります。アルミ筐体はiPhoneでも電波のつかみが悪いという話もありましたし、このあたりが構造上のキモなのでしょうね。
ご存知の通りHTC J Oneはグローバル市場では「HTCは One」として発売されており、海外でも非常に評価高くこれまでに4つの賞を取っているモデルです。
まとめ
HTCがこのHTCが J Oneにかける意気込みがよーく伝わってきたイベントでした。ソフトキーが2つしかない(Menuキーがない)ので初めはいろいろ戸惑いそうですが、この小さな筐体に秘められた機能を駆使すると、今までと違った楽しみが見つかるかもしれません。
会場にはシルバーモデルしか無かった(触れなかった)のが残念でしたが、黒はどんな感じなのか、発売されたらぜひ確認したいと思います。
今回お話させてもらった中で話には上がりませんでしたが、HTCはこれからもKDDIとだけ仲睦まじく進んでいくのでしょうかね。KDDI以外から発売されるようなことがあれば、、、と思っておりますです。HT-03Aの後継(!)としてでもそうでなくても良いのでいつか、そんな日が来るのを心待ちにしています。
グローバルモデルならExpansysさんなどでLTEモデルも出てますのでドコモなどでも使うことができます。(LTEモデルの周波数がちょっと厳しい?)
今回のイベントは隅から隅までHTCカラーに彩られ、いつものブロガーイベントとは桁違いにゴージャスな雰囲気で発売記念パーティーを心から楽しませて頂きました。
HTC Nipponさん、どうもありがとうございました! (端末のレビューなどほとんどできなくてスミマセン。。。)