【コラム】「Android」にあって「iOS」にない3つの基本的なこと

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ご存知の通り私はAndroidの世界にどっぷりはまっている人です。特にXperiaという単一ブランドに特化して何機種かを使い込み、いいところ、悪いところをそれなりに理解していると思っています。

あまり知られていないかもしれませんが、iPhone5は個人用と業務用の2台、iPadも個人用と業務用で2台持ってます。

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なので両機種を使ってみてときに、『パーソナルユースでは』やっぱりAndroid一択だよなぁ、と思ったことを3つの基本機能に特化してまとめてみます。

はじめに

『パーソナルユースでは』と記したのは、ビジネスユースでは正直iOS一択だと思っています。それはMDM(モバイルデバイス管理)の観点と、アプリ開発の観点ではAndroidはまだ黎明期であり、なかなか厳しい面があると考えています。(一応IT業界の端くれとして)

特にアプリ開発に関してはメーカーごと、端末ごとに解像度やOSのバージョンが異なるため、iOSに比べてやや細かく仕様を決める必要があることが結構大きな足かせになっているのが事実です。

業務用Androidタブレットなどもカシオ計算機から発売されていますが個別仕様に対応するため、コスト増になりAndroidのメリットを十分に享受されないのが現状です。

それに比べてiOSはワールドワイドで基本的に単一OSですから(OSのバージョンはいくつかありますが)、管理のしやすさ、開発のしやすさから見たらAndroidの比ではありません。

なので世の中のモバイル端末における優位性は総合的にはiOSのほうが優れていると言わざるを得ません。

ただ、Androidをそれなりに知る身としては「iOSのここがダメなんだよなぁ、、、」という点を、将来的に改善してくれるならば、個人的にもiOSに乗り換えてもいいかな、と思ってますが、そんな日がいつか来るのでしょうか。。。

以下にiOSでここが改善されたら乗り換え検討できるよなぁ、、という3つの項目+αをまとめてみます。

(1)日本語入力

どうしてもこの項目がイチバンになってしまいます日本語入力環境。iOSではAndroidのように日本語入力IMEを自分で選ぶことができません。

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このiOSの日本語入力のgdgdさ、変換候補のヒドさには毎回閉口するばかり。

iPadにキーボード付けているのは打ち合わせのメモを取ったりするためなのですが、イライラしながらいつもキーボード叩いています。

またiPhoneでの文字打ちも基本的に同じです。iPhoneではフリック入力していますが、変換候補の酷さはiPadでも同じです。半角カナも打てない。。。

QWERTYモードでは変換候補すら無いとか。

グローバルで見たら日本のシェアは大したことないのかもしれません。iPhone/iPadで日本語環境で使ってる人たちは、この変換精度、変換効率について思うことはないのでしょうか。

どうしてもこの変換に耐えられなく、何とかならないか?と思って探し当ててのが「Tweet ATOK」というTwitterクライアント。

Twitterという限られた環境でのみですが、iOS標準の日本語IMEを使わなくて済む唯一の存在です。Twitterクライアントとしてはもっと使いやすいクライアントはいろいろあると思いますが、日本語入力のことだけでこのTweet ATOK一択です。

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せめてIMEはOSと切り離してサードパーティ製の日本語IMEを使えるようにして欲しいです。別にXperiaに標準搭載されているPOBox touchのオンライン変換やATOK Expressのような進化する予測変換を使いたいとかじゃなくて良いです、せめて日本語IMEは自分で選択できるようになって欲しいのです。

(2)インテント機能

インテント機能とはアプリとアプリを橋渡しする機能です。「共有」とも言いますね。

Androidではこのインテント機能を直感的に使うことができます。例えば写真を撮ったら、アルバムで見る/Instagramに投稿/Twitteに投稿/メールで送信など、やりたいこといろいろありますよね。様々なアプリをインストールしていくと、この共有機能を用いて様々な連携ができるようになるのがAndroidの強みです。

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しかし、iOSではこの機能はアプリごとに定義されていないと一覧に出て来ません。例えば写真を撮って、写真アプリからインテント機能で他のアプリへ引き渡すのは様々なアプリを入れていても固定です。例えばInstagramへ飛ばすためには、Instagramを起動し、写真を取り込むしかありません。(しかも設定>プライバシー>写真から「Instagram」を許可しないと撮影画像を選択することすら出来ません)

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直感的な操作が「ウリ」なiOSにしてはとても残念な仕様です。せっかく有用なアプリがたくさんあっても、そのアプリに対する設定を事前に行った後じゃないと連携すら取れないなんて、、、

(3)ユーティリティアプリの充実度

Androidは電源ONして起動し、ロック画面を解除した時に表示される画面、こちらは「ホームアプリ」というカテゴリ(種類)のアプリケーションで提供されています。よって、このホームアプリを変更したり拡張機能を使ったりしてカスタマイズが可能になっています。

ウィジェットなんかが分かりやすいですが、これもAndroidのみで使える便利機能。どのAndroid機でも使うことができ、更にAndroid4.2系のOSではロック画面でもウィジェットが使えるようになりました。

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Swipepadなんかは良い例ですが、画面中のホットスポットからよく使うアプリなどを設定して、迅速に起動させることができます。

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こういうアプリを用いてホームスクリーンに極力アプリアイコンを置かない、最低限のアプリのみ置くようにしてやったり、壁紙に合わせてアイコンを配置するなど「デザイン」することもできるわけです。

センスとやる気さえあればこんなカッコイイホーム画面を毎日眺めることができるのです。(tosroom主宰のtosさんのホーム画面)

どちらの画面がお好みですか?

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ここまでカッコイイのはムリだよぉ、、という方、これならできると思います。(これは私の)

壁紙なんて標準のままです。今日の天気とニュース・トピックだけが表示されてるホーム画面です。でもここ(真ん中の画像)に上記のSwipepadを仕込んで、常時使うアプリを表示させています。左下のアイコンにはFolderOrganizerのラベルを設定し、(右の画像)更にこれだけのアプリを登録してます。

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またステータスバーに天気(これはiOSでもできましたね)やトグルスイッチ(最上段は標準、時計の下の各種情報表示は、Widgetsoid)を設置できたりもAndroidならではの機能ですが、こういうユーティリティ系のアプリはiOSには無いですよね。

実は他にもスライドロックイ以外のロックが二重になってる(スライド+パスコード)とか、戻るキー、menuがない、ホームボタンは壊れやすいとかありますが。

まとめ

iOSは万人向けです。誰が使ってもそれなりに使うことができます。Androidは動作が不安定、という話は過去の思い出話になりつつある今日この頃、iOSも「7」に向けて準備を進めているようです。

「iOS 7」がAndroidを参考にしたであろう、7つの機能 | gori.me

にもありますように、iOSもいろいろユーザの声やOSをのシェアなども考慮しながら進化していく中で、たぶん、上記3項目はOSに包含される機能に及ぶので一筋縄にはいかないのは重々承知の上で、ぜひ前広に検討いただきたいと思い、このような考察してみました。

でも、もし友だちに「スマートフォンに変えたいんだけど何がいい?」と聞かれたら迷わず「iPhoneがいいよ」と言いますよ。

だって、iPhoneのほうが間違いないですもの。無難だし。ケースとか周辺機器たくさんありますし。

だけど、「Androidに変えたいんだけど何がいい?」と聞かれたら、ちゃんと相談には乗りますよ。画面の大きさ、機能、色デザイン、様々ですからね。

こういう状況のため、普段の私のカバンにはiPadとiPhone、Xperia ZとXperia Tablet Z、(+予備機GXとAX) + L-03Eを持ち歩いてるわけですww

(重いのでどちらか一方に統一したいの。。。)

5件のコメント


  1. いつか手持ちのiPhone4Sが輝く日が来るのでしょうか。
    仕事で使うこともあるかもしれないと思って入手したものの、ポケットのこやしに…。
    まあ私みたいな人間は特殊かもしれないですけどね。


  2. こんにちは。いつも楽しく読ませて頂いております。
    確かにパーソナルユースではAndroid一択ですね。
    iOSの不満点で追加させていただくとすれば、ショートカット機能がないこと、デフォルトアプリの設定が出来ないことでしょうか。
    地味に便利で、無いと結構困ると思いますねー。


  3. 個人的には、iOSの最大の欠陥は「バックボタン」「メニューボタン」が無いことだと思ってます。アプリごとにそれらの機能が用意されていたりもしますが、それぞれが独自のデザインなのでアプリ毎に学習が必要なのです。それと、マルチタスクの制御がしにくいのもボタンが1つしか無いからだと思ってます。
    ソフトキーでも良いのでOS側でそれらを用意してあればもっと良くなると思いますけど、ボタン1つでできるというアイデンティティがiOSの機能向上の足枷になっているなぁと感じてます。