9月13日から銀座ソニービルをはじめ、名古屋・大阪の各ソニーストアにてCyber-shot QX100/QX10、通称「レンズカメラ」の先行展示が始まりましたので早速見学してきました。
(発売は10月25日です)
レンズカメラとは
一言で言えばファインダー(カメラの液晶画面)以外の機能を備えたカメラです。レンズ、ズーム、シャッター、記憶領域(microSD)、電池があってファインダーはスマートフォンで使いましょう!という製品です。
スマートフォンとはNFCもしくはWi-Fiで接続しますので、一度スマートフォンで認識してしまえばスマートフォンと合体させず、レンズ部分だけで撮影が可能です。
取り外して使うかは微妙なところですが、実際に自分のXperia Zに装着して試してみました。
展示機器
銀座ソニービルではQX100(Carl Zeissレンズ)、QX10(10倍ズーム)の白と黒の3台が実際に試すことができるようになっています。
[QX100]
レンズ単体で展示されてます。これだけポツンと展示してあったらミラーレス一眼のレンズと見間違うかもしれません。
[QX10]
三脚に装着済み。
[QX10黒]
オプション製品のXperia Z用のアタッチメントケースに装着されています。
Xperia Z用アタッチメントケース。レンズを外すとこのようにケース自体にレンズのマウントが付いています。白いレンズがあるのにケースの色は黒のみ、、、ちょっと残念な感じ。
レンズ本体です。スマートフォン装着用の爪もアタッチメント形式です。
このアタッチメントだけの写真を撮り忘れました。画像左側の白い矢印側が伸びてスマートフォンを挟み込んで固定します。
このように自分のスマートフォンに実際に装着することもできます。これはXperia ZにQX100を装着した図。
しかしこのようにXperia Z本体の真ん中に装着するとボリュームキーと被ってしまい、気づくと音量最大になってたりします。
なので実際はこのような位置に装着するのが望ましいとのこと。(Xperia ZにQX10白を装着した図)
レンズカメラはXperiaシリーズ専用オプションではないので仕方ないですが、もう少しカラーバリエーションが増えるとよいかもしれません。(せめて専用ケースは本体色と合わせたカラバリは欲しい。)
本体色がパープルだったらまだいいかもです。(写真撮り忘れ)
実際に撮影するまで(準備編)
このレンズカメラを使うにはまずこのアプリが必要です。
またNFC搭載機であれば、NFCをONにします。
設定>その他設定>NFC/おサイフケータイ設定>Reader/Writer.P2Pに✔
もう一つ、画面の自動回転は「ON」にしないと縦横判定が逆になりますので必ず「ON」に。
- 端末のNFC(背面)アイコンとレンズカメラのNFCアイコンをタッチさせる
- PlayMemories Mobileが起動、「機器が見つかりました」と出てQX100が表示されるのでタップ
- 接続完了するとXperiaの画面いっぱいがファインダーとなります
ここまで来るのにNFC接続に慣れてないこともあって30~60秒かかってしまいます。
レンズカメラを認識するまでも「接続中」の表示が10秒くらいかかります。コンパクトデジカメやスマートフォンのカメラに比べたらやっぱり時間がかかってしまいますね。
ちゃんと確認し忘れてしまいましたが、端末のNFCをONにしてレンズカメラの電源ONにしてNFC接続させたらPlayMemories Mobileが起動して・・・となっていれば良いのですが、私はまずPlayMemories Mobileを起動、NFC接続とやっていたのでかなり時間かかってしまいました。
⇒ @huhka_comさんに先ほど現地で確認頂き、アプリを起動しなくてもNFC接続すればアプリも自動起動する、ということを確認頂きました。どうもありがとうございました!!
テスト撮影してみた
レンズカメラの設定をちゃんとしなかったこと、撮影画像を共有機能で飛ばしたものなので下記の画像は圧縮モード版だったり4:3と16:9だったりとバラバラなのですが、どんな絵が撮れるかはわかると思います。
[QX100]
[QX10]
[NEX-6(標準レンズ)]
[Xperia Z]
[QX10]最大ズーム
レンズカメラは「買い」か?
撮り方が下手なので何とも言えませんが、個人的な感想はQX100の絵はコンデジ以上ミラーレス一眼以下という感じでしょうか。
QX10の望遠には期待していたのですが、レンズカメラとファインダーが無線接続のため、カメラを向けてもファインダーには一瞬遅れて表示されること、最大ズーム時になかなかピントが合わないことなど、コンデジの代わりに持ち出してみよう!という感じには思えなかったのがとても残念です。
ブツ撮りとか風景写真(スナップ的な)用途には向くと思います。でも子どもなどどんな動きをするか予測つかないシチュエーションではちょっと厳しいかもしれません。
QX100は54,980円、QX10が24,980円という価格を見て迷いなくQX10だな、と思ってましたが、こうして撮り比べてみるとQX100が欲しくなってしまいます。。このソニーめがっ!!w
今回はスペック等にはほぼ触れてませんが、このレンズカメラの購入に向けて検討した結果、旧モデルですが仕様が大きく変わらないCyber-shot DSC-RX100が通販だとレンズカメラより安くてすぐ手に入る、なんてとてもよい情報をくださったブログもあったりして、確かに満足度はこっちだよなぁ、、と思ったり思わなかったり。。。(私はNEX-6あるのでひとまずQX100は見送りですががが)
Amazon:SONY Cyber-shot RX100 2020万/光学x3.6/ブラック
(追記)
大事なこと書き忘れました。
仕方のない事ですが、撮影画像を共有(twitterとかFacebookなどにアップする)ときにはNFCは一度切断されてしまいます。
なので1枚撮影して共有⇒再度NFC接続して撮影⇒共有⇒NFC再接続ということを繰り返す必要があるところがとても残念。もっと手早く一連の動作ができるようになるとよいのですけどね。。
スペシャルサイト:QXシリーズ・スペシャルサイト | デジタルスチルカメラ Cyber-shot “サイバーショット” | ソニー
東京でもやっているのですね、一度見に行ってみたいと思います。
私もレンズカメラを買うなら、高いけれどもQX100の一択だと思っていましたが、今回のコラムを読んでさらにその気持ちが強まりました。
最初は価格面からQX10と悩みましたが、いろいろ調べていくと、やはりWX200相当のスペックで25000円は高いし、WX200で撮影された写真などをFlickrなどで見ても、やはりイマイチ・・・・・・すでに一眼レフもミラーレスにも手を出している当方にとっては、買って後悔すると思いました。
5万5千は高いですが、QX100は発売したらぜひ購入したいですね。非常に面白いカメラだと思いますし、ソニーらしくていいです。
[…] 私はイベントの前にショールームの先行展示にて体験し、「【コラム】レンズカメラはQX100一択かもしれないと思ったわけ」として考察しておりますので割愛させていただきます。 […]