【イベント報告】Xperia Z1 ブロガーイベントで実感。「これがXperiaだ!」

Xperia Z1は先のIFA2013で発表された新しいXperiaフラッグシップモデルです。9/14(土)の「Xperia Z1 JAPAN PREMIERE」と称する世界で一番早いお披露目会の前日に、メディア向けのイベントと合わせ、ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社によるブロガーイベントが開催されたので参加してきました。

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ブロガーイベントの一番の醍醐味は開発者やマーケティング担当の方と直接話しができることに尽きます。単なる商品紹介ではなくて、どうしてこの形状になった のか、とかここまで辿り着くまでの過程の話を伺ったりする中で、ソニーとして(開発者一個人として)のXperiaへの想いの一端に触れられることが本当 に楽しみでして。

今回もそういう観点でいろいろお話をお伺いできたので、余韻に浸りつつまとめてみたいと思います。(よって端末レビューはあまりなしです)

 

 

新型Xperiaのブロガーイベントといえば、2月くらいに募集があって、開催は3月というのが今までの路線。ですので、最初にFans:Fansさんのイベント告知を見た時に「ん?なんで今なの??」と思いまして、真っ先にお伺いしたり、イベント会場もXperia arcは同じ銀座ソニービル OPUSでしたが、以降のイベントはNX/acroHD、Z/Tablet Zも一般のイベントスペースでの開催でして、その辺りも非常に気になったりして。(たぶん他の参加者とは視点が違うw)

※今回展示されているXperia Z1はC6903というグローバルモデルの展示です。日本国内版とは一部仕様が異なります。

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Power of Sony

このXperia Z1に注がれた技術とサービスを一つの絵で表すとこうなります。「Power of Sony」 というスライドです。私は「これぞOne Sony!」と理解しました。

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Xperia Z1を中心にカメラの技術、映像の技術を盛り込み、自社で提供するクラウドサービスとアプリ群を一元的に管理し、さらにSNSとの連携でスマートフォンを楽しく便利に使いましょう!ということ。

このスライドの背景どっかで見たことあるなぁ、と思ったらXperia、Xperia acroの時のイメージ画像に似てませんか?同じデザイナーさんなのかコンセプトが同じだからか、こういう統一感が私は好きです。

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今までのイベントでは「Xperiaは何でもできるよー」的なところもありましたが、今回は「カメラ!・カメラ!!・カメラ!!!」という強烈なアピールだったと思います。

HTC J Oneでもカメラを「画素数にこだわらない絵作り」としてアピールしていましたが、商業的には残念な結果に感じていますが、このXperia Z1のアピールはユーザーの目にどう映るのでしょうか。

 

 

 

Xperia Z1の「1」は何を意味するのか

Xperia Zというフラッグシップを更に進化させ、このXperia Z1で実現できた各機能がこれまでで一番であることから名付けられました。

ITproがソニーモバイルコミュニケーションズ  シニアバイスプレジデント UXデザイン・企画部門 部門長 田嶋知一氏に対する取材では、Xperia Zは「序章」であって~というくだりがあります。

時期的にはXperia ZはまだOne Sonyになりたてで内部的にはまだ完全な連携が図れず、このXperia Z1が初めて部門を跨いだ共同プロジェクトだった、ということなのでしょう。

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デザインコンセプト

このXperia Z1の形状のうち、フレーム周り(と四隅の処理)はXperia A(ZR)で始まったフレームデザインと酷似しています。Xperia Z Ultraも同じ形状。Xperia Zは片手に取ると手のひらに角が食い込み長時間使っていると痛くなるのが難点でしたが、この形状は一切「角が当たって、跡が残る、痛い」となりません。ものすごく手に馴染む感じ。

個人的にはこのデザインの初出がXperia Aというフラッグシップではなく普及モデルであったことにちょっと違和感を感じたりもしています。フラッグシップたるモデルが初出であるべき、なんて言っちゃう頭が固い人なのです、私。。このXperia Z1で初採用!だったら個人的な評価は変わっていたかもしれません。。。

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サイド周りの形状は同じとしても、Xperia Z1では更に高級感・存在感を出すためにアルミ素材を採用しています。

金属製フレームはXperia Pでもソニーは経験しています。金属製フレームはiPhoneでも電波の掴みが悪いなどという問題があったり、Xperia Pでもアンテナ部をFloating Prismで区画を分け端末底面(プラスチック)にアンテナモジュールを詰め込んだりと、いろいろ苦労してきています。

そこを解決するためにアルミの1枚板から削り出し、継ぎ目のないフレーム構造にしてフレーム全体をアンテナとして見立てる作りも売りの一つです。今回のプレゼンターである高井様(字あってるかしら・・・)も「継ぎ目のない美しいデザインをぜひ確認ください!」と言われていました。

 

銀座ソニービル1Fにはそのアルミ削り出しの工程が分かるような展示があったのですが、このイベントではプレゼンの中で紹介されたのみでした。

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カラーも文字で言ってしまうと白・黒・紫なのですが、これにも理由があって、Xperia Zからの「進化感」を出すためだそうです。白もXperia Zとはまた違った感じでしたし、紫は青味が増して男性でも違和感なく使える色にしたとのことです。

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イチオシ!のカメラ機能

説明員として参加されていた方のうちカメラ周りの開発者が2名もいらしたのも、このイベントで訴求したいポイントがカメラなんだなーと思いました。(お二人には本当にじっくりお話させて頂きました。この場をお借りして御礼申し上げます。)

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今回実装したのは以下です。(説明文は「for mobile」でない版のものですが、この商標を名乗る以上、これらの思想・機能要件を満たしていると理解しています)

 

[カメラレンズ Gレンズ]

コニカミノルタ時代より長年培われきたレンズ技術を継承し、さらにソニー独自の設計技術、品質管理技術が注ぎ込まれた高性能レンズ群の総称。つまり光学テクノロジーの粋を極めた高性能レンズのみに与えられる称号。

 

[画像処理エンジン BIONZ for mobile]

半導体開発を通じて長年培ってきたノウハウを活かして、高速画像処理エンジン「BIONZ(ビオンズ)」を開発。自然な色再現性や 高感度撮影時のノイズ低減はもちろん、高精度なオートフォーカス、自動露出、ホワイトバランスの制御、そして撮影シーンにあわせて露出や階調表現を最適化 するDレンジオプティマイザーまでも可能に。半導体開発の叡智を集結させて導き出した技術です。

ソニー社内では「秘伝のタレ」と呼ばれる要素技術のようで、この技術を投入できたのも「One Sony」だからなのですね。

 

[CMOSイメージセンサー Exmor RS for mobile]

“Exmor RS”は独自の「積層型構造」を採用したCMOSイメージセンサー。
従来のRGB(赤/緑/青)画素にW(白)画素を加え、独自のデバイス技術と信号処理により画質を損ねることなく感度を上げたこと で、暗い部屋や夜でもきれいに撮影できる「RGBWコーディング」機能と、撮影時に同一画面内で2種類の露出条件を設定、そこで得た画像に適切な信号処理 をすることで、ダイナミックレンジの広い画像を生成し、逆光でも色鮮やかに撮影できる「HDR(ハイダイナミックレンジ)ムービー」機能を搭載。

Exmor RS for mobile、Xperia Z・Xperia A・Xperia ULはもちろんのこと、実はSTREAM X GL07SAscend D2 HW-03EMEDIAS X N-06EARROWS A 202F、旧モデルのExmor R for mobileは更に採用機種多く、なんとiPhone 4S・iPhone5にも搭載されているのです。

 

 

 

これ以上の進化はあるのか?ディスプレイまわり

カメラで撮影した画像・映像を見るのはもちろんですが、メールを見たりSNS見たりと必ず目にするディスプレイ。ここにもソニーのコア技術が惜しみもなく採用されています。

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[ディスプレイ  TRILUMIOUS DISPLAY]

表現できる色の領域が大幅に広がり、エメラルドグリーンの海も、燃えるような夕焼けも、中間色の微妙なニュアンスまで色彩豊かに描き出します。
絵画に例えると、色鉛筆の本数が増え、より多彩な色で描けるようになったイメージです。

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更に、このトリルミナスディスプレイを引き立たせるために新たに採用されたのが「X-Reality PRO for mobile」です。

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[超解像技術 X-Reality PRO for mobile]

独自のデータベース型複数枚超解像技術により、ぼやけてしまった被写体の輪郭や画素の劣化を復元。オリジナルの映像信号がもっていた本来の質感やディテール感を再現し、地デジ映像からネット動画まで、あらゆる映像を鮮鋭感のある美しい映像へつくり換えます。

 

Xperia ZやXperia Z Ultra(C6802)はX-Reality PRO for mobileの前身(?)となるMobile BRAVIA® Engine 2が搭載されています。しかしXperia Z Ultra(C6802)は先のアップデートでX-Reality PRO for mobileが実装されました。

ということは、この超解像技術はハードウェア(チップ)ではなくソフトウェアで実現できる技術なのか?と気になったのでお伺いしてみました。

なかなか言いづらい部分らしく明確なお話は頂けなかったのですが、このアップデートで効果を得られるということは同一ハード上で実現できる、と考えてよいのかもしれません。

 

しかし、Xperia ZのカスタムROM(eXistenZなど)でもX-Reality PRO for mobileが見た目導入できるのですが、この点も恐る恐る聞いてみました。一応プロテクトされているようですので、表記上は導入できていそう見えても実際の効果を得られるかに関してはどうやらちゃんと機能しないっぽいです。(立場上言えないことも多々あるようで・・・)

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このようにソニーのコア技術をふんだんに詰め込んだXperia Z1。この製品開発のために各部署から専任者を集めて開発したソニー渾身の「作品」と言ってもいいのではないでしょうか。

 

 

これらを楽しむためのアプリケーション

Xperiaには従来から画像ビューワとして「アルバム」、音楽を楽しむ「WALKMAN」、動画視聴用「ムービー」という各アプリケーションがあり、更にクラウドサービス、有料サービスアプリとして「PlayMemories Online」、「Music Unlimited」、「Video Unlimited」がプリインストールされていましたが、これらが統合されました。(グローバルXperiaでは少し前に統合されましたが国内版XperiaではXperia Z1が最初になりそうです。)

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見慣れたアイコン側に統合されたのはウェルカムですね。(下記はXperia Zのアプリドロワ)

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今回のイベントにXperia(SO-01B)を持参しました。それはMediascapeとTimescapeがあるからです。

開発者の方にお見せしたところ、非常に懐かしがられて。というのもその方はこのX10からカメラモジュール開発に携わっていた方だったのです。

アルバムアプリ、ウォークマンアプリ、ムービーアプリも、ルーツはMediascapeです。いろいろ機能を詰め込みすぎて全く動かなくて、、この時代からしたら今は雲泥の差ですよね、という話で盛り上がりました。(笑)

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個人的にはもう一度このMediascapeを復活させて欲しいところですが、このMediascapeはSony Ericsson時代のものです。今のOne Sonyにはコンセプトが合わないとかで却下されてしまいそうです。

というのも、TimescapeはXperia GX/SXまではしぶとく(?)生き残っていました。しかしLISMOのリスやiPhone5s/cで葬られたドコモの羊と同じような扱いになってしまいましたw

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でも(Android版)Xperiaの象徴といえばこのホームスクリーンです(よね?)

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ご存知かと思いますがTimescapeは今、Socialifeという名前に変わり、ソーシャルニュースリーダーという形でTimescapeで実現したかったであろう姿を少しだけ形を変えて生まれ変わっています。

アルバムアプリやウォークマン、ムービーもそういうことなのかもしれませんが、いつかまた会いたいと思いますです、はい。

 

イベント報告とだいぶずれてしまいました。^^;

冒頭にも書きましたが、このブロガーイベントの一番の醍醐味はこういう話を通じて開発者の思いやこれからのXperiaの方向性を感じることができるのが最大の魅力なのです。こうして私がXperia漬けの毎日を過ごせるのもこのイベントに参加できるおかげなので、どうかご容赦くださいませ。。m(_ _)m

 

 

 

カメラアプリケーション

個人的に「ここまで進んだのか!」と思ったのがカメラアプリケーション群です。

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初期インストールされているうち、「Info-eye」が秀逸だと感じました。

これは調べたいものを撮影してそこから得られる情報や関連情報を表示してくれるのです。イベントではワインや書籍が置かれており、これを撮影してそれがどんなものであるか、などを調べられるデモを実施していました。

以前そんなアプリがあったような気がしますが名前失念。。。

 

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このカメラアプリケーションのもっと素晴らしいことは、開発用APIを公開していて、3rd party製(他社製)のアプリケーションをインストールすることができるのです。社内的にもいろいろありましたが、ようやくリリースできました!と言われていました。

Xperiaには「スモールアプリ」という3rd Party対応してきた実績がありますし、ミラーレス一眼NEXシリーズにもエフェクトアプリを追加する機能があります。今回のカメラアプリも次第にいろいろなエフェクトを掛けられるアプリが出てくるかもしれませんね。

http://developer.sonymobile.com/standout_japanese/

 

 

 

レンズカメラ

今回の展示ブースには話題のレンズカメラもあり、一番人気だったようです。

私はイベントの前にショールームの先行展示にて体験し、「【コラム】レンズカメラはQX100一択かもしれないと思ったわけ」として考察しておりますので割愛させていただきます。

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Xperia Zとのスペック差異

Xperia Z1の大きな特徴であるカメラ機能やディスプレイ技術、それらを活用するアプリ群を快適に動作させるために、現時点での最高スペックを提供してくれています。

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Xperia Zの146gに対し、Xperia Z1の170gは数値上すごく重いだろうな、と思っていましたが、想定外に「軽く」感じてしまいました。

手のひらが痛くなるようなこともなく手に馴染む形状と合わせても非常に素晴らしい出来栄えだな、というのがこのXperia Z1に対する感想です。見栄えする非常にキレイな画面でしたし、ソニーのこのXperia Z1に掛ける意気込みを十分感じることができました。

 

 

 

まとめ

Xperia Z1は日本でも発売されることがアナウンスされています。もうご存知かと思いますが、ドコモからSO-01Fとして、auからSOL23として発売されることが技適通過状況からほぼ決まっていると思われます。

日本モデルにはワンセグや赤外線、FeliCaなどガラスマ3種の神器に加え、ドコモ版にはNOTTVが搭載されるみたいです。これに伴い、ワンセグのアンテナがどうなるのか、などまだ分からないことも多いです。外観レビューなどは発売されることが決まった段階で改めてレビューできたらと思います。

また、たぶん発売されるであろうXperia Z mini(コードネーム amami)の存在も無視できませんが、真のフラッグシップ「Xperia Z1」はXperia史上最強のスマートフォンです!

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日本におけるXperiaはこれから苦難の道を歩むことになるかもしれません。でも、目先の数字にとらわれず、こういう技術やサービス、これまで積み上げてきた実績を更に進化していることをぜひ我々にアピールし続けて頂きたいと切に願っています。私も微力ながら考察ブログを通じてXperiaの素晴らしさを伝えていきたいと思っています。。。(ホントに小さい力ですけれどw)

プレゼンの最後を「お・も・て・な・し」にかけて「もも」と「なし」で締めくくったところを見ると、順風満帆なXperiaをこれからも楽しみにできそうです!

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(ホントに端末の写真がほぼ無いイベント報告になってしまいました。。)

 

 

 

ぜひ体験してみてください

9月29日まで「Xperia Z1 JAPAN PREMIERE」として銀座ソニービルでタッチアンドトライイベントが開催されています。気になる方はぜひ手にとって見てください!

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2件のコメント


  1. […] 【イベント報告】Xperia Z1 ブロガーイベントで実感。「これがXperiaだ!」で1stインプレッション的な考察をしておりますが、このたびExpansysさんからXperia Z1をお借りすることができました […]


  2. 考察お疲れ様です!
    という僕も、今日銀座ソニービルでタッチアンドトライイベント行ってきました。

    Webの写真や数字だと大きく重く感じますが、
    実物見るとあまりの高級感に持っていることが心地よくなりましたw

    林檎Phoneが茸で発売されて、Xperiaは今まで以上に厳しい戦いとなるかもしれませんが、
    Xperiaの良さを世に広めていきたいものです。

    本当に良い物が分かる人はXperiaを買う、そう信じてますwww