【コラム】Xperiaカスタムの終焉が近づいているかもしれない・・・

Xperiaを選ぶ理由としてデザインや世界観だったりする以外に「カスタムの容易さ」を挙げる人も多いと思います。

しかし、直近のソフトウェアアップデートのは従来のPCを用いたアップデートが提供されず、端末単体でのアップデート(OTA)のみ提供されています。 このやり方が意味すること=ソニーからのメッセージとして捉えたときに、どういうことになるのか?を考察したいと思います。

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ソフトウェアアップデートはOTAのみ

はじめに気づいたのはXperia AのAndroid4.2.2へのアップデートでした。

Xperia(TM) A SO-04Eの製品アップデート情報 | お客様サポート | NTTドコモ

 ここに 「アップデート方法 端末本体(Wi-Fi、Xi/FOMA)約35分」 とあります。パッチ的なアップデートなら分かりますが、OSバージョンアップを端末本体のみでさせるのか?と思ったのです。

 

Twitterでつぶやいて見たところ、なんと、グローバルでもXperia S(LT26i)、Xperia acro S(LT26w)でも直近のソフトウェアアップデートは端末本体(OTA)でのみ提供ということをフォロワーさんから教えてもらいました。

#んでもLT26wは最新6.2.B.1.96のftfがxdaに上がってるからSUS/PC Companion使えたのかも・・・

 

そしてSO-03E(Xperia Tablet Z)のフルセグ対応アップデートでも、Xperia GX/SXのアップデートでも端末本体でのみアップデートが提供されています。

SUSもしくはPC Companionでアップデートしようとするとこんなメッセージが。 おかしい。何かがおかしい。。。

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初期化はどうなってる?

従来は端末を初期化する場合、端末単体、もしくはPCを用いた初期化が可能でした。

Sony Update Service(通称 SUS)もしくはPC Companionを使うと「アップデートのみ?それとも初期化後にアップデート?」と聞かれて。

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どちらを選択してもシステムファイルがPCにダウンロードされ、それを元にカスタムツール「Flashtool」用のftfファイルを生成することができました。

ftf作成は【How-To】一から始めるXPERIAカスタム(2)ftfファイルを作る(2013年版)で考察しています。

 

これによりいつ、何時でも、もしシステムファイルを自分で修正した、ネットから落としたシステムファイルを適用することによる不具合が出たとしても、「ほぼ」どのような状態であっても初期化することができました。

カスタムするうえで、端末が初期化できることの「安心感」があったから躊躇せずに導入ができていたはずです。

 

 

アップデートがOTAのみとなる、ということは?

端末を初期化する手段は端末本体のみとなるわけです。

設定>バックアップとリセット>データの初期化

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ここからしか出荷状態に戻すことができなくなります。

 

これが何を意味するかといえば、端末が起動しない(ブートループ状態)⇒ データの初期化ができない ⇒ 復元のしようがない、、、そう、これがいわゆる『文鎮化』です。

 

 

カスタムするならSIMフリー機一択しかない!?

ソニーはSIMフリー端末に関してはbootloaderをアンロック(=「root取って自由にカスタムしてくださいね、ただし『自己責任で!』」という手順もツールも用意しています。

Unlock boot loader http://developer.sonymobile.com/services/unlock-bootloader/

Unlock boot loader – Developer World

 

更にアンロック端末に対してはシステムのイメージファイルを提供し、初期化する手段も公開設しています。

Flash tool for Xperia™ devices http://developer.sonymobile.com/services/flash-tool/

Flash tool for Xperia™ devices – Developer World

 

 しかしキャリアモデルに対してはこれまで以上に「メーカーが最適な状態で販売していますので、この範囲で使ってください!」というソニーの強い意志の表れなのかもしれません。

 

Xperiaをカスタムする場合は海外で販売しているSIMフリー端末を輸入してくるしかなくなる日がもうすぐそこまできているかもしれません。。

 

 

 

カスタムに失敗したら

先日、Xperiaの防水蓋の修理を依頼したところ、「ソフト改造が認められたため未修理返却致します」と戻ってきてしまったというツイートを確認しました、もうガクブルものです、これは。

 

どのような状態で修理に出されたのか分かりませんので何とも言えませんが、メーカー側では我々の手の届かない範疇root取得したりカスタムした履歴が端末に残っていて、どういう状態で使用されていたのか分かってしまう、という言わば「都市伝説」がもしかしたら本当になってしまったのかもしれません。。

 

 

 

これからのXperiaカスタムの行方は・・・

この流れがもし本当であれば。。

root取りは非常にリスクの高い作業となるでしょう。失敗=即文鎮の可能性がありますから。。。誰もが手軽に、というわけにはいきません。

今後はこういう流れになるのではないかと考えています。

<現行機>

ftfファイルがありますので、最新ファームで導入失敗しても手間はかかりますが復元は可能です。

なおXperia Aの最新ファーム(9.1.C.1.103)はOTAのみのアップデートでしたが、@cubecubeさんによってrootkitが公開されています。

http://cubeundcube.blogspot.jp/2013/09/xperia-ax-so-01ejelly-bean91c1103root.html


 

 

<今後発売されるXperia>

まだ分かりませんが、少なくともFlashtool用の元ファイルを取得できる策が確立される、もしくは別の方法でPCから初期化できる策が見つかるまでは当面見合わせるしかないかもしれません。

OTAのみの配信が今の時期だけであってまたすぐSUS/PC Companionでの配信が始まったりしてくれたら良いのですが、、、

 

 

もう一つ感がてみた事があります。

こういう流れはもしかしてソニーのDeveloper World 「AOSP now available for Xperia™ Z on Sony’s GitHub [open source + video]」にありました「Xperia Nexus」も発表ももう目前なのかもしれませんね。

 

これからこの一連の動きに注視して見守っていきたいと思います。

 

 

 

8件のコメント


  1. […] 以前、【コラム】Xperiaカスタムの終焉が近づいているかもしれない・・・という考察をしましたが、au Xperia UL(SOL23)ではSUS/PCCでのアップデートができたこと、グローバルでもXperia Z Ultraな […]


  2. so-05dで初期ファームを燒いた後にSUSを使用しましたが、やはりアップデートできませんでした。


    1. ULの不具合修正アップデートはSUS/PCC使えるようですので、ドコモだけがダメみたいです。
      どんどん劣化してますね。。9月も13万人も転出する事態をどう思ってるのでしょうね。。。


  3. SO-03DにLT26wのファーム(6.2.B.0.200)を焼いた場合、SUSやPCCでは最新(6.2.B.1.96)にアップデートできませんでした。
    もしかするとIMEIなどで機種を正確に判断してブロックしているか、SUSやPCCを使ってソニモバのサーバへ日本からの接続させないというような仕組みがあるのかもしれません。


  4. […] 【コラム】Xperiaカスタムの終焉が近づいているかもしれない・・・でフォローワーさんが言われていたようにXperia Z UltraでもOTAのみなのかな、、、と思いましたがXperia Z UltraはまだSUS/PC Co […]


  5. FrashToolで2つ前(7.0.D.1.137)の状態に戻し、それからSUSした場合も「最新のソフトウェアがインストールされています」っていわれるんでしょうかね?


  6. ソニーのサポートページでは、ドコモから発売されている機種にアップデート失敗時のPC Companionによる修復方法が記載されていますが、一部の機種では修復できない模様です。


  7. flashtoolやPC Companion経由でftfファイルが作成可能であるってことが我々が知っているってことは当然メーカやキャリア側もインターネットを見るだけで分かることでしょう。
    これによってOSの穴を操作する行為を黙認しているのは確かに良くないことなのかもしれません。

    ならば、私は贅沢は言いません。BLロックを有料サービスとしてキャリア側でも提供頂ければいいです。
    もちろんアンロック後の保証・修理は受けられないのは当然ながら納得の上です。

    グローバル版買うのも確かにいいと思います。でも日本国内で使用する場合、LTE・3Gのバンドは当然そのキャリアに最適に調整されているのだから出来れば国内版を使いたい。
    でも、Androidの場合は自分で痒いところに手の届く端末で最後まで使い続けたい。ただそれだけです。