au新製品発表会で大々的にお披露目された「au VoLTE」サービス。
12月初旬より『対応端末』(isai VL LGV31、URBANO V01)でのみ対応し、『今後、順次拡大』とアナウンスされました。
ニュースリリース:次世代音声通話サービス「au VoLTE」の提供開始について
対応端末は3G回線に対応せず、LTE回線のみになり、型番も「XXV◯◯」というVoLTE対応を表す『V』となりました。(SOLの『L』はLTE対応のLです)
諸手を挙げて歓迎したいところですが、とても残念なお知らせが。。。
既存端末の対応
ITmediaの記事によると
KDDIによると、「現時点で他キャリアのVoLTE対応端末とのVoLTE通話には対応しておらず、既存機種もアップデートなどでVoLTEに対応させる予定はない」という。
とのことで、10/23に発売となったXperia Z3(SOL26)、GALAXY Note Edge(SCL24)はVoLTEには対応しない、ということになります。
新製品発表会を10/27にしたのも、この2機種が対象外であることを示唆していたのかと思うととても残念でなりません。。。
VoLTEに期待していたこと
auが3G通信で利用するCDMA2000という通信規格の特性上、通話とデータを同時に利用できなかったのが、VoLTEでようやくそれが改善するため、SOL26でも「いつか対応するでしょう」と思ってましたが見事にそれが打ち砕かれてしまったわけです。
同日発売となったドコモXperia Z3(SO-01G)は当然VoLTE対応しているので、(きっと)SOL26もハードウェア的には対応しているがソフトウェア的に絞っているだけだと思うのですが、このあたりのカスタムは電波法に抵触しそうなので難しいのかな、、と。
ダメ元でやってみようと思うこと
VoLTEに対応するには「au Nano IC Card 04 (VoLTE)」が必要なようですので、サービスが始まったらauショップでSIM交換を申し出てみたいと思ってます。
そしてグローバルXperiaでそのnanoSIMを用いた通話ができることをぜひ試してみて、もし対応できてしまったりしたらゴニョゴニョs(略(あ、端末買わなきゃw)。
ただ、このような話もあるようなので、SOL26がVoLTEに対応するのは難しいのかもしれません。。。
auのXperia Z3がアップデートでもVoLTEに対応しない理由を教えてもらった
— リンゲルブルーメン (@rbmen747) 2014, 10月 27
auのVoLTE対応SIMは従来のau SIMとは互換性がないので要注意。新端末の特徴である「3Gにつながらない」という点などを制御しているとか。
— つやつや (山口健太) (@tezawaly) 2014, 10月 27
ん?とすると技術的な問題ではなくauの方針(ポリシー)によって「型番にVが入ってないものは繋がせないぜ!!」と制限しているだけですか??
ちなみにドコモAndroid機(SH-06F AQUOS PAD)はソフトウェアアップデートでVoLTEに対応したため、なんでダメなのかもう少し情報収集してみたいと思います。
実体験としてau LTEの電波状況は都心部を除くとちょっと心許ない印象があります。。ですので、VoLTE正式対応端末だと3G回線非対応のため、圏外となってしまう場所が出てきそうだな、と思うので「今は」対応・非対応を意識しなくてもいいかな、と。
VoLTE非対応を前向きに捉えたい・・・
一般的には一度契約したケータイは「2年」使うわけです、2年。
2年後、ネットワーク網は更に整備されていてVoLTEが当たり前になっているでしょう。そして、SIMロック解除が当たり前になっていてドコモで契約した端末をauでも使うことができるようになっている「はず」。
これまでは電波方式が違うからドコモ・ソフトバンクで契約したケータイをauで使うことはできませんでしたが、2年後にはその垣根も取っ払われていると予想し、その頃に最新のXperiaZ4?Z5??に買い換えればいいかな、と。
既存端末へのVoLTE非対応は早々に3G(CDMA2000)から脱却したいKDDI社の強い思いによって進められる一大プロジェクトなのかな、と。「3G停波するから20xx年◯月までに買い替えてね!」と言われるのは意外と早いのかもしれませんね。