【コラム】 2015年Xperiaの行く末は天国?地獄??

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新年あけましておめでとうございます。

2015年、今年もXperia三昧なXperia考察ブログを宜しくお願い致します。

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Xperiaが売れてない!ホントか??

年始早々明るい話題から入れないのは、昨年10月に発表されたソニーの2014年2Q決算発表が2300億円の赤字という衝撃の決算内容であったこと。大手電機各社ではソニー「だけ」が一人負けしていることが判明しました。

この最大の原因が「スマートフォン事業の不振」です。スマートフォン事業=ソニーモバイルコミュニケーションズ=「Xperia」は今、窮地に立たされています。

当初想定していた中国での売上大幅減少の責任を取り、これまでXperiaを率いてきた清水社長が更迭されました。

新任にはソニー本体でパソコン事業撤退やテレビ分社化などソニー本体の構造改革を推進してきた十時(ととき)氏が就任、2014年11月25日のSony IR Day 2014 – エレクトロニクスの部において営業拠点の再編モデル数の削減で「売上を落としても利益確保を優先する方針」であることを表明しました。

(参考:ソニーモバイルの鈴木社長が退任 – ITmedia ニュース

これは「利幅の少ないエントリーモデルは作らない」宣言=アジア圏(特に中国市場)は一旦撤退する!ということなのでしょう。

 

 

開発は突然止められるものなの?

社長が「開発止めろ!」って言っても・・・キャリアとの関係は切っても切れない、メーカーにとって大得意様です。既に今年(2015年)分の発売計画は伝えているはずで、キャリアもそれに則って販売戦略を立案しますので、よほどのことが無い限り急な戦略変更は厳しいはず。

既に開発が進んでいるモデルについてはこのまま発売が見込まれます。それを裏付けるように、インドネシアの認証機関(POSTEL)で認証を取得したXperia E4(E2105)という2015年アジア仕向けのエントリーモデルの筐体画像やスペックが既にリーク、また次期フラッグシップモデルXperia Z4シリーズの情報も徐々に漏れだしています。

これ以降の情報がまだ聞こえてこないので、一旦Z4シリーズ以降はスケジュールやラインナップの見直しが図られ、来年(2016年)は更に粛清する方向かもしれません。

 

 

商品統括部門の刷新でどう変わる?

10月に「ミスターXperia」こと黒住 吉郎 氏がソニーモバイルを去り、ソフトバンクモバイルに転職されたそうです。

そして今年1月1日付で商品開発部門トップとして川西氏が取締役に就任します。川西氏はかつて「PSP」のソフトウェア開発やFeliCaの開発取りまとめを歴任してきたソニーきってのプロダクトマネージャーが投入されます。

Xperia Zシリーズは確かに素晴らしかったです。しかし、Xperia Z1→Z2→Z3とモデルチェンジしてもそれをあまり意識できない点が次第にXperiaのコアなファンの心が離れつつあった(新端末への興味が薄れた)と思っています。

この商品開発部門の刷新は、これまでの路線と大きく変わる可能性があります。また我々をワクワクさせてくれるような新たなデザインや機能、Xperiaアプリケーションの登場するかもしれないこと、期待せざるを得ません。

 

 

2015年Xperiaを占う

足元、2015年Xperiaは1~2Qまでに発売が予定されているモデルは、これまでの体制で開発が進められてきた(と思われる)Xperia E4、Xperia Z4シリーズがあります。このうち、Xperia Z4ファミリーはデザインはこれまでと同じ路線ながらスペックアップ(64bit化?)し、Xperia Z4 UltraCompact12インチタブレットなども登場が予想されています。

これらは1月6日~9日(現地日時)に米国ラスベガスで開催されるCES 2015(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー (Consumer Electronics Show) )や3月2日~5日にスペイン バルセロナで開催されるMWC 2015(モバイル・ワールド・コングレス(Mobile World Congress))で発表される見込みです。
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以降のスケジュールは何も漏れ聞こえてこないのですが、新体制による製品の登場は早くて2016年になることでしょう。

まずはCES 2015 ソニーのプレスカンファレンスを楽しみにしたいと思います。なお、プレスカンファレンスは現地時間 2015年1月5日 17時です。 (日本時間1月6日午前10時)

CES 2015 ソニー プレスカンファレンスのUstreamライブ配信はこちらから。
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ソニーグループにおけるAndroid OSの採用増加

年末にかけて大きな動きが2つ出てきました。

BRAVIA(テレビ)にAndroid OSが採用

2015年7月に発足するソニーのテレビ子会社「ソニービジュアルプロダクツ」で発売を予定している新BRAVIAにはこれまでの独自プラットフォームから「Android L」*を全面採用することが発表されました。

(参考:ソニー、2015年よりテレビに「Android TV」を全面採用へ – AV Watch

*個人的にはAndroid L(Android 5.0 Lolipop)ではなく「Android TV」のような気がしますけど。。違うのかな??^^;

これはXperiaとの親和性が更に向上することが推測され、おでかけ転送やモバイル環境での録画番組視聴などが更に使いやすくなったりしそうです。

既に開発に取り組んでいると思うので、新会社設立する7月に新BRAVIAが発表されそうです。年末にテレビの買い換えを検討しましたが半年見合わせることにしました私。(旧モデルを安く手に入れるか、新製品を選ぶかを今から考えてる今REGZA使いですw)

 

VAIOスマホの登場

もう一つは昨年7月に分社化したVAIO株式会社とMVNOのパイオニア(先駆者という意味でw)が発表したVAIOスマホの発売。2015年1月に発売が予定されています、ってもう今月じゃないの!!
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(参考:日本通信株式会社とVAIO株式会社が協業スマートフォンの市場投入を準備中

 

ソニーグループであるVAIO株式会社はXperiaとバッティングしないのでしょうか。答えは「バッティングしません」です、たぶん。

これまでのソニモバの動き、Xperia=フラッグシップモデルオンリーとなっていく中、VAIOスマホの役割はまさに「日本国内におけるエントリーモデル(ミドルスペック)の提供」ではないでしょうか。

昨年末に【コラム】考察的2014年Xperia of the yearを決めた!で考察しましたが、Xperia M2 / M2 Aquaは日本でも十分受け入れられるモデルだと思います。このようなミドルスペックスマートフォンの登場がこのVAIOスマホであれば大歓迎です。

UI(ユーザインタフェース)はさすがにXperia UIは期待できないと思っていますが、端末の性能やデザイン、UIがどのように商品化されたのか非常に気になります。VAIOスマホとしては開発するのではなく、OEM供給だとすると(ソニーグループなので)それこそ2014年Xperiaグローバルエントリーモデルが日本向けとしてVAIOロゴ付きで販売されることもあったりしたら、、、予約マダー?(・∀・)っ/凵⌒☆

VAIOスマホの最新情報はメールでいち早く配信されるそうなので登録しておくと吉かもです。2015_seasons_greetings06

 

 

2015年Xperiaの行く末は天国?地獄??

端末数が絞られることはどちらかといえば「歓迎」です。

最近は安易にリリースし、発売日にアップデートが発表されることも(本来あってはならないことだと思いますが)増えてきました。

これは矢継ぎ早に新しい端末開発に取り掛かることで1製品にかかる要員が削減されてテスト期間が短くなることで発生している可能性も。モデルを絞れば1つの製品開発にじっくり取り組むことができ、結果的にクオリティが上がるんじゃないかと思いました。あ、経費節減や人員削減の煽りを受けより少ない人員で開発すればこれまでと同じになってしまうかもしれないですが。。

発売後1ヶ月でMNP一括0円になってしまったドコモXperia Z Compact(SO-02G)とかキャリアも売り急ぐことも無くなる可能性もありますし、私のように新モデルが出るたびに買ってる人からしても、製品のサイクルが長期化するほうが有り難かったりもします^^;

(今回のZ3 CompactはTCAから四半期ごとに公表される「事業者別の契約数」で純増数を稼ぎたいドコモの戦略的な施策だと思いますが)

 

タイトルにあります2015年Xperiaの歩む道は天国か地獄か。

企業としてのソニモバは業績回復に向けコストカットの嵐が吹き荒れることでしょう。

そんな中で開発部門や商品企画部門がどれだけモチベーション高く取り組めるか、その想いをどうやって世界のコンシューマ市場にアピールできるか、これよって天国にも地獄にも行く可能性があります。

Xperiaファンとして、この動きを固唾を呑んで見守ることしかできませんが、考察ブログが少しでもユーザの声を拾い上げる「場」となって、メーカーにその声を届ける役割の一端を担えたら嬉しいと思ってます。本当に微力ですし、中の人にその声が届いているか分かりませんが、Xperiaアンバサダーのイベント(があれば)なども活用したいと思います。

今年も年始早々Xperia界隈から目が離せそうもないです。今年もXperia考察ブログを宜しくお願い致します!