先週こんなニュースがあったのはご存知だと思います。
2つの意味でビックリしましたよ、ええ。だってVAIOスマホを出すと昨年末12月25日に突如発表してからちょうど1ヶ月。
同じソニーグループにありながら、VAIOスマホは日本通信との協業を、そしてXPERIAは系列プロバイダのSo-netと組み、販売網は流通大手イオンと組んでMVNOサービスに参入というニュースリリースを出しました。
驚きのニュースリリースが続くソニー
ソニーモバイルにおけるスマートフォン事業は高級路線を貫くと言っていたはずなのに、舌の根も乾かぬうちにこの発表です。ソニーの中はどうなっちゃってるの??というのが1つ目のビックリ。
今、ソニーの中ではモバイル事業の身売り、ソニーモバイルはアジアや欧州を中心に更に1000人規模のリストラ敢行と、バッドニュースしか聞こえてこない中で、ソニー内部で様々な変化、社長交代もその一つで、企業存続に向け、複数の可能性を模索しているのも分かりますけれど。
2つ目のビックリはどちらも「SIMフリー」であること。
SIMフリーとは言わずもがな、スマートフォン本体がサポートする周波数帯であればキャリアを問わず通話・通信ができる携帯電話のことです。これまで日本国内におけるSIMフリー機は中華製の安価(ですがスペックはお世辞にも高いとはいえない)なモデルが幅を利かせていました。もちろんハイスペックを売りにしたASUS ZenPhoneなどもありますが、知名度で言えばいずれもどんぐりの背比べ。
そんな中、「ソニー」という日本人ならだれでも知ってるブランドを引っ下げてMVNO市場に殴り込みをかけるということはとても大きなニュースです。
MVNO市場に欠けているコトは
考察ブログを御覧になっている皆さんはMVNOにも馴染みがあり、MVNOサービスを使う上で(キャリア側の)配慮が足りないテザリング仕様であるドコモ系MVNOが大多数であること、また何か問題が起きてもその対処法を知っている、もしくは見つけられる検索スキルある方が多いと思いますが、一般的にMVNOにイマイチ食指が伸びないのは「保証」や「問い合わせサポート」という『安心感』です。
いまやライフラインとして欠かせない存在である携帯電話網に対する安心感は、電気・ガス・水道という公共サービスとなりました。公共サービスに求められることは「止まってはダメ」、「使いたい時に使えないのはダメ」と考えると、まだまだ安心感や信用の面でドコモやauといったキャリアの足元にも及ばないのが実情です。
これらを払拭すべく、IIJmioは店頭受付カウンターを設けたり、イオン等の流通大手の店頭を借りる形で「安心・信頼の」サービスを提供しようとしているわけです。
MVNOサービス事業者も富士通製のスマートフォン(ARROWS M01)を調達したり、安心感につながる企画をいろいろ考えてきたはずです。そこに「ソニー」という一大ブランドが参入することがMVNOサービス提供事業者にとってどれだけwelcomeか、また利用者も「ソニーのスマホなら大丈夫(安心)かな」と思うはず。(こらこら、ソニータイマーとか言わないw)
このように2015年はソニー系2社のMVNOサービス参入がMVNOの普及率を加速させる起爆剤となるだろうと個人的に思っています。
VAIOスマホは
こちらのインタビュー記事から同じソニーグループであるソニーモバイルのスマートフォン「XPERIA」を担ぐということは一切感じられません。自社で企画もしたというくだりがまったく別のモノと感じさせるのは私が騙されてるのかな、、、
また、本日日本通信の決算発表の席上で初公開されたVAIOスマホのパッケージ写真がネットを一気に駆け巡りましたが、この大きさと丸みを帯びた四隅の形状、縦の長さに比べて横幅がある点、等々からもXPERIAじゃなさそうだな、というのが第一印象でした。
まったくの個人的な感覚ですが、HTCあたりのODM:Original Design Manufacturing(委託者のブランドで製品を設計・生産)という独自路線になるのかな、と。初代XPERIA X1(Windows Mobile機)もHTCのODMでしたし。
いずれにしてもVAIO魂をどのように表現し、XPERIAとどう差別化するのか、デザイン、スペック、カラーバリエーション等々、2月の発表を楽しみにしていたいと思います。(1月発表は2月に延期されたようです。ターゲットは2/16のVAIO meeting 2015でしょうか?)
MVNOが日本通信という点は個人的にちょっとアレなのですが、SIMフリーならIIj(ry
高級路線なの?「XPERIA」
本日ソニーモバイルとSo-netとの共同発表がありました。そこには
高付加価値のXperiaスマートフォンを組み合わせた新サービスを、ソネットの販路などで今春より開始します
とあります。
公式発表には販路に「イオン」の文字はありませんでしたが、(勝手な仮称)イオンXPERIAはどのモデルがあてがわれるのでしょう。
また上記リリースに「SIMフリー」の宣言はありませんでしたが、So-netのLTEサービスはドコモ系のMVNOです。よって端末はドコモXperiaが濃厚かな、と。
しかしグローバルモデルも視野に入れて考えて妄想してみましたので、聴いてやって下さいw
日本で正規にSIMフリーとして使ってもいい(とされる)Xperiaは
グローバルモデルXperiaが日本で使える=技適承認を受けているXperiaは3機種のみです。
Xperia Z2(D6503)、Xperia Z3(D6603)、Xperia Z3 Compact(D5803)。Z3シリーズは現行機種ですので可能性はない、となるとXperia Z2が順当??
いや、やはりグローバルモデル採用は「無し」かなぁ。。。
というのも、Xperia Z2が技適を通っていてもドコモの「プラスエリア」には対応していません。(モデムファイルを弄れば云々はここでは割愛)
もちろんハードウェア的には対応しているのでプラスエリア対応に仕立てることはできますが、改めて技適を通す必要が出てきますよね、きっと。現時点で情報がないこともありますし、そこまではきっとやらないかな、と。
ですので、順当に考えるとドコモXperiaをほぼそのまま(SIMロックだけ外して?)提供するのが妥当なのかなと思っています。(ただドコモXperiaにプリインストールされているLive UXを入れるわけにはいかないと思いますので、公式ROM焼きはされる気が)
「じゃぁフロントパネルのXi(クソッシー)ロゴどうすんだよ!」はもしかしたらグローバルモデルのパネルを張り替えるかもしれませんが、そこは発表になってみないとなんとも・・・
そういう可能性を考慮するとドコモXperiaでグローバルモデルも存在し、「型落ち」だけども「高付加価値」のXperiaとなるともう、あれしかありません、そう、アレですw
ドコモのツートップ()だったアレですアレw
Xperia A(SO-04E)。Xperia Aの発売は2013年5月。グローバルモデルはXperia ZR(C5503)といい、かなり長いこと在庫を抱えていたはずです。
高付加価値かどうかはアレですが、防水で電池交換も可能、Lolipop(Android5.0)の提供はグローバルモデルのXperia ZRでも今のところ発表ありませんが、Android4.4.4までアップデートされています。(Xperia AはAndroid4.2止まりですが)
可能性としてはあるのかな、と。
そしてもう一つの可能性。
Xperia A2の前モデルXperia Z1 fも比較的長期に渡り在庫されていましたが、そのほぼスペック変わらずカラーバリエーションだけの変化であったXperia A2は2014年6月の発売で、現行機種ですがブラック以外は生産終了となってます。
Xperia A2にはグローバルモデルは存在しません。よってSIMフリーという冒頭のリークとは合致しないので可能性は低い??(リークが正しいとは言い切れない)
Xperia Z2(SO-03F)あたりが提供されれば良いのですが、あっという間に消え去ってしまって市場に在庫もほぼ無いでしょうから厳しいのかな、と。どういう機種が選定されるのか非常に楽しみです!(部品さえ揃えば新規生産もできるのかもしれませんが、冒頭の報道では3万円程度とあるので、やっぱり上記の2モデルしかないのかなぁ、、、)
こういう想像するのって楽しいなぁw
いずれにしても、2月中旬にはVAIOスマホの全貌が明らかになる(はず)こと、3月2日にはXperia Z4シリーズのお目見え(たぶん)、3月中(今春)にはSo-net×イオン×XperiaというXperia界隈から目が離せないですね。
[…] 【コラム】XPERIA×So-net・VAIO×日本通信がMVNO隆盛の起爆剤となるか?でまとめたなかで、ソニーモバイルがSo-netと組んで3月から始めるMVNOについて、どんな機種になるのか?と考えた時に […]
どっかの副社長が「VAIOはアップルに次ぐブランド価値がうんたらかんたら」と言っていましたね。本当に滑稽です。ちなみに「格安」VAIOスマホは噂では6万円前後となるそうです。これでスナドラ400+2GB RAMだったら失笑ものですね。
あいふぉーんとかいうオモチャはRAM何GBでしたっけ? そもそもGBもありましたっけ??
スペックすら理解していない貴方のほうが失笑ものですね。