今日から始まったMWC2015(Mobile World Congress2015:スペイン バルセロナ)でソニーはXperiaの新モデルとしてXperia M4 Aqua、Xperia Z4 Tabletを発表しました。
2015年モデルはいよいよオクタコア(Octa-Core:8コア)の64bit OSに進化します。これ以上の速度を求める層が果たしてどれだけいるのかは分かりませんが、世の流れが初期のシングルコア(1コア)⇒デュアルコア(2コア)⇒クアッドコア(4コア)と進化してきていますので、ここは時代の流れということなのでしょう。
(1月のCES2015で発表したXperia E4は新興国向けのエントリーモデルとして発表されましたが、エントリーモデルでも今はクアッドコアなんですよね。当初はLTE非対応モデルのみの発表でしたが、最近Xperia E4g DualというLTE対応モデルも発表されました。)
すでに多くのニュースメディアによってそのスペック等は伝えられていますので細かいスペック等は確認できると思いますので割愛します。なお、Xperia M4 Aquaは日本での発売予定はなく、Xperia Z4 Tabletは今夏に日本でも発売が予定されているそうです。
そんな中、 ケータイWatchのMWC2015関連記事で個人的にちょっと気になる発言があり、急遽まとめてみることにしました。
これはMWC2015のソニープレスカンファレンス終了後にソニーモバイルコミュニケーションズの十時社長への囲み取材の中のインタビューでのこと。
記者との一問一答です。
――「スーパーミッドレンジ」という概念を示していたが、具体的にはどうようなものか。
十時氏
ワールドワイドではここ(Xperia M4 Aquaなど)がボリュームゾーンで、オペレーターの意見を聞いてみてもそうだが、やはりミッドレンジが求められている。「Value for money」(支払った金額以上の価値があることを示す英語の慣用句)で、コンシューマーにどういったものを作っていけるのか。あえて、スーパーミッドレ ンジという言い方をした。
※オペレーター:キャリアのことをメーカーの中の人はこう言います。
「ハイスペックモデル」と「エントリーモデル」の『ミッドレンジ(中間)モデル』がワールドワイドでも求められている、と。
そしてこんな発言も。
――日本で求められるハイスペックと、海外のミッドレンジにずれが出てきているのではないか。
十時氏
いいご指摘で、日本はかなりハイスペックに寄っている。日本のプロダクトをそのままグローバル展開するのは難しい。
日本がハイスペックしか求めていない??日本モデルは海外展開が難しい???
えっと、どれはどこの市場調査会社が行った結果でしょうか??というかいつの時代(!)のリサーチ結果です??w
これまで日本におけるXperiaミッドレンジモデルは発売していましたっけ?
XPERIA、arc、acro(日本専売)、ray、Play、NX、GX、SX(日本専売)、AX/VL、Z、UL、A、Z1、Z1 f、Z Ultra、Z2、ZL2、A2、Z3、Z3 Compactとありましたが、明らかにミッドレンジというモデルは
- Xperia ray
- Xperia SX
- Xperia AX
- Xperia A
くらいじゃないでしょうか。たしかにバカ売れしたか?といえばそうじゃなかったかもしれません。
例えばXperia SXなんて小型コンパクトでありながらLTE対応&おサイフケータイという超魅力的なモデルだったのにSoC部品調達できなくて即終売しましたよね。今でも某オークションで高値取引されています。
Xperia AXはみんなが待ち望んでいたアーク形状のデザインを重視したモデルで、十分売れる要素があったはずなのに。。
発売して2ヶ月後にはフラッグシップXperia Zを発売してしまいましたし、そもそもメディアへの露出量が違いましたよね。ミッドレンジはメディアへの露出量もミッドレンジサイズになっちゃうんですかね。要は「売る気がなかった」のですよね?ハイスペックモデルのほうが利幅も大きいですし、日本では黙っていても高スペック(=フラッグシップ)から売れていきますし、敢えてミドルレンジなんて売らなくてもいいドル箱市場なんですよね、日本は。。。
・・・なんか悲しくなってきました。。。
昨今、キャリアモデルの一括購入価格は10万円に届こうとしています。スマートフォンはギークやマニアだけのものではなく、もう「日用品」となりつつあります。言い方は悪いですが、「日用品」に10万円かけますか?
2015年Xperia第一弾であるXperia E4は新興国向けエントリーモデルという位置付けにも関わらず、1.5GHzクアッドコア、4.7インチqHD(540×960ピクセル)、RAM/ROMは1GB/8GBと少々小さいですが、こんなモデルでも十分サクサク動くはず。E4gというLTE対応モデルも発売されますし。
今回MWC2015で発表されたXperia M4 Aquaはオクタコア(8コア)、5インチHD(1280×720ピクセル)、RAM/ROMは2GB/16GB、LTE対応、防水防塵という1年前のフラッグシップモデル相当といっても良いスペックです。
日本でこれにおサイフケータイあって、価格が5~6万円程度だったらかなり売れると思うのは、私だけでしょうか。FeliCa無しだとしたらMVNOとの組み合わせで、とか。A2を流用するより話題性もありますし。
日本のプロダクトをそのままグローバル展開するのは難しい。
まさか「FeliCaやフルセグを載せたまま」グローバル展開、ではないと思いますが、本当に海外モデルが日本では売れないのかは再考頂きたいと思って急ぎまとめてみました。
私だけでしょうか、ミドルレンジが日本で売れないのはおかしい!と思っているのは。。。
個人的にT2で満足してます。国内で販売して欲しいです(T-T)。
国内販売も寿司の松竹梅の販売方法して欲しいですね。キャリア販売してる商品の幅が薄いと感じてます。
そのとおりだと思います。今回のJ1 Compactがそれなりに売れればきっと次作もあると思っています。
商業的にコケたらこれっきりでしょうね。。
個人的にはXperia M4 Aquaの国内版の登場を(型落ちでもいいので)心待ちにしています。
各方面に問題提起しすぎてわけわからなくなってますが
つまりMVNOにXperiaを展開してほしいんですよね?
ズレてるもなにも新規参入に慎重になるのは正常だと思いますが
――Xperia Z3の半額ということですと、日本でもMVNO向けなどが考えられると思います。そちらについては、いかがでしょうか。
伊藤氏
今現在、予定はないというのが、正しい言い方になります。日本でも、MVNOを含め、いろいろな形でスマートフォンを買う方が増えているので、100%日本市場投入を否定するものではありません。
たしかにスマートフォンは今や日用品ですし、10万円は高いと思います。
ですが、他の方も書いているようによっぽどスマートフォンが好きな方でないと、半年ごとに買い替えるようなことはしないでしょうから、多くの方は実質負担金分払えばフラッグシップモデルが日本で買えてしまいます。
MNPだと端末価格が無料となる場合もありますし…
ですが、日本でもMVNOが盛り上がってきていると感じています。
そうした方には、Xperia M4 aquaは国内でSIMフリーで売っていただければ、とても有力な候補の一つになると思います。
大手キャリアの元ではミッドレンジモデルはたしかにあまり売れないと思います。
ですが、キャリアを通すことなく、SONYが直接売れば一定の需要なあるのではないかと思います。
確かに、当時のほかのモデルと比べてハイエンド寄りだったような
ミドルレンジが売れないってのはおかしいのでは?
MVNOのセット端末とかXi→Xiの機種変巻き取りとかに使えるとは思いますが。
正直おサイフケータイもワンセグもないiPhoneが日本で沢山の人につかわれてるわけですし、MVNO向けのは海外モデルに日本語ロケーションと技的通過のみ行ってるのがほとんどですからね…
Xperiaを愛してやまない人間がトップをとっているわけではないですからね。
根本的にずれてるんでしょうね。
大多数が分割実質価格で買って2年使うからでしょう
それに安く買いたきゃMNPすればフラグシップ機がヘタしたら0円ですもの
10万って一括で買って2年使わない奇特な人だけの話しです
ミドルとして挙げてる4モデルってハイエンドモデルじゃないですか?