【コラム】Xperiaのコードネームがシリーズ化されていて面白いのです

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商品開発においてコードネームはつきものですね。バージョン名や型番に頼らずに分かりやすく区別するためにつけるものでしたが、Android OSなどはコードネームを愛称としてそのまま利用されているケースもあります。

XperiaにおけるコードネームはWindows MobileモデルだったXperia X1は「Venus(ビーナス)」、後継機種Xperia X2は「Vulcan(バルカン)」というように、歴代Xperiaにもコードネームが付けられています。

今回はこれまで発売されたXperiaのコードネームをまとめてみたいと思います。(だからなに?というエントリーになっちゃいましたw)

 

 

コードネームは開発国(ルンド(スウェーデン)以外にカルフォルニア、北京、東京)が名付けるようになっていたようです。これを踏まえるとコードネームにもいろいろ関連性があって面白いのです。

 

2010年モデル

何となくですが人名?ですかね。

製品名 コードネーム コードネームの由来
Xperia X10 Rachael レイチェル
Xperia X10 Mini Robyn ロビン
Xperia X10 Mini Pro Mimmi 映画監督
Xperia X8 Shakira コロンビアのラテンポップシンガーソングライター?

 

 

2011年モデル

日本モデルは女性の名前だったり植物だったりとマチマチですが、日本に昔からある言葉ですね。

製品名 コードネーム コードネームの由来
Xperia arc Anzu あんず
Xperia PLAY Zeus ギリシャ神話に出てくる天空神
Xperia neo Hallon スウェーデン語:木いちご
Xperia pro Iyokan いよかん?
Xperia acro AzusaAkane あずさあかね
Xperia mini Smultron スウェーデン語:野いちご
Xperia mini pro Mango マンゴー
Xperia ray Urushi うるし
Xperia active Satsuma さつま
Xperia neo V Haida
Xperia arc S Ayame あやめ

 

 

2012年モデル

日本開発モデルは、ずばり!「新幹線」シリーズ!!対するルンドモデルはスパイス関連??北京モデルは果物???

製品名 コードネーム コードネームの由来
Xperia S Nozomi のぞみ
(東海道新幹線)
Xperia ion Aoba あおば
(東北新幹線)
Xperia acro acro HD
(acro S)
HikariHayate ひかり
(東海道新幹線)はやて
(東北新幹線)
Xperia P Nypon スウェーデン語:ローズヒップ
Xperia U Kumquat 中国語:キンカン
Xperia sola Pepper コショウ
Xperia neo L Phoenix エジプト神話の不死鳥
Xperia GX (TX) Hayabusa はやぶさ
(東北新幹線)
Xperia T mint ミント
Xperia SX Komachi こまち
(秋田新幹線)
Xperia go Lotus スイレン
Xperia Tipo Tapioca タピオカ
Xperia miro Mesona シソ科の植物、仙草
Xperia AX・VL(V) Tsubasa MakiTsubasa Anna つばさ(まき)
(山形新幹線)つばさ(アンナ)
(山形新幹線)
Xperia J JLo JLO(ジェニファー・ロペス)??
Xperia SL Nozomi2 のぞみ2
(東海道新幹線)

 

 

2013年モデル

2013年モデルは日本開発モデルは「温泉シリーズ」、北京モデルの台頭が目立ちます。(中国の都市名が多い)。

今思えばこの頃中国市場を開拓すべく、様々なモデルを送り込んだのが大コケして今のソニーの収益悪化につながっているんだなぁ、と思うと感慨深いです。。

製品名 コードネーム コードネームの由来
Xperia E Nanhu 中国の都市名:南湖区
Xperia Z Yuga 由加(ゆが)温泉
(倉敷市児島由加)
Xperia ZL Odin 北欧神話の主神
Xperia L TaoShan 中国の都市名:桃山区
Xperia SP HuaShan 中国の都市名:花山区
Xperia ZR Dogo 道後(どうご)温泉
愛媛県松山市
Xperia UL Gaga 峩々(がが)温泉
(宮城県柴田郡)
Xperia C Pelican ペリカン
 Xperia M Nicki ニッキー・ミナージュ??
Xperia Z Ultra Togari 戸狩(とがり)温泉
(長野県飯山市)
Xperia Z1 Honami 穂波(ほなみ)温泉
(長野県下高井郡)
Xperia Z1 f Amami 天見(あまみ)温泉
(大阪府河内長野市)

 

 

2014年モデル

ちょっと分かりにくかったのですが、「星座シリーズ」でした。ルンドモデルは「鳥?」

製品名 コードネーム コードネームの由来
Xperia T2 Ultra Tianchi 中国の映画監督??
Xperia E1 Falcon ハヤブサ
Xperia Z2 Sirius シリウス(おおいぬ座)
Xperia M2 Eagle ワシ
Xperia ZL2 Canopus カノープス(りゅうこつ座)
Xperia A2 Altair アルタイル(わし座)
Xperia T3 Seagull カモメ
Xperia C3 Gina ジーナ・ガーションジーナ・ガーション(米国女優)??
Xperia Z3 Leo レオ(しし座)
Xperia Z3 Compact Aries アリエス(おひつじ座)
Xperia E3 Flamingo フラミンゴ

 

 

2015年モデル

「花シリーズ」になる感じです。

製品名 コードネーム コードネームの由来
Xperia E4 Jasmine ジャスミン
Xperia M4 Lavender ラベンダー
Xperia C4 Cosmos コスモス
Xperia Z4 Ivy アイビー

 

 

このようにイヤーモデルごとにコードネームが開発拠点ごとにシリーズ化されているのが分かります。

またもう一つ、Sony Ericssonからソニーモバイルコミュニケーションズになった2012年以降、開発の本拠地がルンド⇒日本になった(日本名のコードネームが増えてきた)のも何となくですが見て取れますし、上にも書きましたが、2013年ころに中国市場に参入しようとする意気込みも感じられます。

 

こういう観点でXperiaを見てみるのも面白いなぁ、と思いまとめてみました。2016年モデルはどんなシリーズでくるのでしょう、って気が早すぎますねw

 

1件のコメント


  1. 12/13年辺りまではコードネームで次期機種の書き込みとか見ましたが、ここ最近はコードネームを目にしなくなったな。
    AnzuやNozomiが懐かしいですね。