【コラム】格安スマホが熱い!と改めて実感。イマドキの格安スマホ・格安SIM事情をまとめてみた

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クリスマス商戦真っ只中の家電量販店、12月16日(金)の夕方、一番混み合っているであろう時間帯。キャリアブースは閑古鳥がないている状態なのに、その向こうに見える「格安スマホ」ブースにはひっきりなしにお客さんが店員さんに説明を聞いている大盛況っぷりに非常に驚きました。

ブースの大きさも今年のはじめに比べたら4~5倍くらいに拡大、そして店員の数もキャリアブースの2倍以上?配置がなされていて皆さん非常に忙しそうにしています。こんな光景、誰が予想できたでしょうか。

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格安スマホの機種数も非常に多くて「これどうやって選べばいいのよ!」と思いましたが、眺めてるうちに少しだけ選び方っぽいことが分かりましたので、まとめてみたいと思います。

 

格安スマホ市場は一気に巨大化

MM総研による9月末時点の状況が発表されました。

国内MVNO市場規模の推移(2016年9月末) ” ニュースリリース | 株式会社MM総研

こちらのレポートによると2016年9月末時点の携帯電話(3G/LTE)が1,568万回線。TCA(一般社団法人 電気通信事業者協会)発表の9月末時点の契約数が1億5947万回線。ここにはMVNOも含まれていますが、そのシェアは10%近くに迫ってきています。

これをMVNOサービス事業者(独自の料金プランを持つ事業者:いわゆる「格安SIM」事業者)ごとに見るとこのようなシェアになるそうです。

 

 

販売方法も理想の形

量販店ではどのような売り方をしているか?というと、端末とSIM契約は「別」となっています。

まずは気に入ったスマートフォンを選び、そのあとに格安SIMを選ぶというまさに理想の販売形態です。もちろんスマートフォン「だけ」購入することも、格安SIMだけを購入することもできます。SIMはまるで物販のように陳列されています。

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キャリアモデルの場合は回線契約とスマートフォン販売が一体化しています。しかも高いです。いつかこの「抱き合わせ販売」は終演を迎えると思いますが、もう少し先の話の気がします。(だから閑古鳥が鳴く状況を中の上の人は知っているのでしょうか)

そしてもちろん格安スマホはSIMフリーです。

格安SIM事業者によって使用できる端末が限定される場合もありますが、au系MVNO:mineo・UQmobileでも、mineoの場合はドコモプランもありますし、UQmobieだけしか使えないスマートフォンはかなり少なくなってきている印象です。(DIGNO Lくらいでしょうか)

 

そして買い方も、その場でMNP(ナンバーポータビリティ:乗り換えても番号はそのまま使う)手続きや、格安SIMを開通させるための「格安スマホ・格安SIM即時発行カウンター」があり、キャリアブースと同じくらいの規模で設けられています。

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端末を選ぶにあたって気づいた点

「格安」という言葉には誰もが魅力を感じますが、買い物ついでに量販店に足を運んでみて、たしかに安い!けどやっぱりいろいろ分からないことだらけで自分にはまだムリだな、、、というのが今の状況ではないでしょうか。

これまではスマートフォンの調子が悪いときや分からないことがあれば、街中にあるドコモやau、ソフトバンクの看板を掲げたキャリアショップに駆け込めば(長時間待たされたとしても)対面で解消することができました。しかし格安スマホ・格安SIMの場合はキャリアショップでは何も対応してもらえません。

例えばそのトラブルが回線に起因するものなのか、ハードウェアなのか、ソフトウェアなのか、普通の人だと原因の切り分けが難しい場合があります。また、どれを買ったらいいか、どんな特徴があるのか、などの購入前相談したい人もたくさんいるでしょう。

こんな駆け込み寺的なお店が「無い」となると、料金激安な格安SIMに移ることも躊躇してしまいます。そこで力のあるスマートフォンメーカーはこんなカードを用意していて「とにかく何か困ったら電話してね♪」と国内サポート窓口があること、フリーコールがあることを大きくアピールし始めていました。

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スマートフォン自体の展示数も非常に多いのですが、各コーナーごとに同じ機種が展示されている(一製品複数台展示)ので、検討者の様々なニーズに応えられるようになっているように感じました。

売れ筋で並べてみたり、

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格安SIM事業者のコーナーがあり、

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メーカー専用コーナーがあり、

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という感じ。ワイモバイルのジャンパーを着た説明員がHUAWEIのブースで説明しているのを見て笑ってしましたが(笑)

 

 

ガラスフィルムとかケースってどうなってるの?

キャリアモデルと違い、販売想定数量がまだごく少ないため、周辺パーツ製造メーカーは非常に厳しいと思います。厳しいと思ったのは、こんなに汎用製品がいっぱいあったのか!!と思ったからです。

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こちらすべてサイズごとの汎用液晶保護フィルムとガラスフィルムです。圧巻です。

これまではフロントパネル全面を覆うことができる専用の形状でしたが、もう画面「のみ」を保護するんで勘弁してください、というメーカーの悲鳴が聞こえてきそうですよね。

 

 

格安スマホ・格安SIMは熱い!(まとめ)

とにかく格安スマホブースはひっきりなしに人が立ち止まってデモ機を操作していました。会社帰りと思しき若い女性も多く、世の中の女性はiPhoneまみれだと思っていましたが、ちょっと考えが変わりました。

また、最近は楽天モバイルが実店舗を続々と出店しています。経営母体が大きいからこそできる力技ですが、上にも書きましたとおり「駆け込み寺」がある/ないとではユーザの安心感がぜんぜん違うため、楽天モバイルのリアル店舗を持つ戦略は強力だと思います。

楽天モバイル:店舗(楽天モバイルショップ)

 

2016年初頭の段階では、ここまで格安スマホ・格安SIMが台頭してくるなんて思いもしませんでした。これも安倍総理が「携帯料金をもっと安くせい!」の一言から始まり、キャッシュバック禁止→0円販売禁止→端末と回線の抱き合わせ販売は独占禁止法違反の恐れあるよ!と警告する動きにつながっていることを思うと、総理大臣ってすごい権力持ってるんだな、、と改めて実感しました。

2017年も安倍政権は安泰でしょう。そうなるとこの動きは継続的に検討され、来年の今ごろはキャリアモデルも回線と端末販売が完全に別になるかもしれませんね。好みのSIMフリースマートフォンを量販店で購入し、回線契約だけはドコモで新規契約する、ドコモで販売するXperiaのみを分割購入し、回線はIIJmioを使おう、なんて買い方ができているかもしれませんね。

来年もスマートフォンをとりまく動きから目が離せそうもありません!

 

2件のコメント


  1. […] 【コラム】格安スマホが熱い!と改めて実感。イマドキの格安スマホ・格安SIM事情をまとめてみたとして考察しましたが、いざ検討しよう!と思って量販店に訪れても、あれだけの種類 […]


  2. 格安スマホ、気になってHUAWEI、ASUS製品を買ったことがありますが、POBoxが無いことに違和感を感じてしまうあたり良く調教…もとい「だから私は 、Xperia。」なんだろうなと思います。