でも遅かったよ、、、もう買っちゃったじゃないの・・・
ソニーネットワークコミュニケーションズ(Xperia総本山ソニーモバイルコミュニケーションズの子会社)よりnuro mobile専売ではありますが、国内版SIMフリーモデルとしてXperia XZ Premium(G8188)が発表・発売されました。
国内版Xperia SIMフリーモデルといえば、かつて「Xperia J1 Compact」というモデルが存在し、2014年6月に発売したXperia A2をベースとした型落ち大量在庫機を兄弟機として仕立て、10ヶ月後の2015年4月に発売して以来です。
当時の位置づけは個人的には「マニアがうるさいからしゃーない、作ってやるか!お、ちょうど余ってるのがあるからこれベースにするか!」的な中途半端なモデルという認識ですが、ようやく現行機しかもフラッグシップを投入するに至りました。
Xperiaファンとしては大変嬉しいニュースです。
スペックはドコモ版と同一
対応周波数の記載がありませんがLTE/3Gの待ち受け時間・連続通話時間が同一なので、掴める電波が同一と判断しました。もちろんサイズ、スペック、おサイフケータイもフルセグ(ワンセグ)にも対応しています。
唯一違うのはカラーバリエーション。ドコモ版はルミナスクロム(シルバー)・ディープシーブラック(黒)に加え10/27に新色ロッソ(赤)が追加され合計3色ですが、nuro mobile版はディープシーブラックのみ。さすがにフルラインナップや専用色までは大人の事情でできなかった模様。
詳しい仕様は以下公式サイトにて。
Xperia(エクスペリア) XZ Premium nuroモバイル | 仕様 | ソニーモバイル公式サイト
Xperia(エクスペリア) XZ Premium nuroモバイルの仕様を紹介。
Xperia(エクスペリア) XZ Premium ドコモ SO-04J | 仕様 | ソニーモバイル公式サイト
Xperia(エクスペリア) XZ Premium ドコモ SO-04Jの仕様を紹介。
気になるのはアップデート対応
nuro mobile版も製品リリース時点でAndroid 8.0へのアップデートが約束されていました。ドコモ版Xperia XZ PremiumのAndroid 8.0へのアップデートは12/19に始まり、nuro mobile版も一週間後の12/26にアップデートが始まりました。
http://www.sonymobile.co.jp/support/software/update/g8188/
OSバージョンアップは製品発売前から検証も進んでいたはずですし、ドコモ版より1週間遅れで提供されたことで将来的なOSバージョンアップにも期待できそう?と思うと少々心配です。
というのも、ドコモ版は大人の事情で海外版とは異なるOSバージョンアップ対応となるため、もしドコモと共通仕様で、かつOSバージョンアップ対応、検証もドコモに委託しているとしたらnuro mobile版のOSバージョンアップに影響が出そうです。
その動きが確認できるのはセキュリティパッチ適用と考えます。
現在のAndroid OSは月1回セキュリティパッチが公開され、ドコモ版でもがんばってこのセキュリティパッチ+バグ修正が1~2ヶ月毎に提供されるようになりましたが、nuro mobile版は今後のセキュリティパッチにどの程度追従できるのでしょう。
もっとも、海外版Xperiaのセキュリティパッチは自社(ソニーモバイル)が行っているはずなので当然nuro mobile版にも対応できると考えますが、仕様の通りドコモ版と共通ならパッチ適用・検証はドコモに委託してたりしないか?と気になります。
海外版と同等のタイミングでセキュリティパッチが提供されるなら、OSバージョンアップも同等と考えても良いと思うのでセキュリティパッチ提供を通じてその動きを注視したいと思います。
このままnuro mobile専売なのか?
Xperia初の国内SIMフリーモデル「Xperia J1 Compact」も販売当初はnuro mobileとイオンモバイル専売でしたが、次第に楽天モバイルなど複数のMVNOに提供され始めました。
今回のXperia XZ Premiumはどのような動きになるのでしょう。
nuro mobile版Xperia XZ Premiumは「帯域保証」オプションを設け、巷のMVNOでは昼時に急激に通信速度が落ちるところ、特別に安定した帯域を提供することを謳っています。(2,000円/月)
更に通信量に関し1GB刻みでプランを選べたり翌月の契約料の前借りができたりと、工夫をこらした契約プランを選べるようになっていたり、36回分割払いができたりとnuro mobileならではの契約プランとなっています。
一括価格は99,800円です。ドコモ版(SO-04J)は 93,960円なので5,840円高くなります。しかもドコモ版は月々サポートが54,432円付き、24ヶ月分割で月額1,647円。nuro mobile版は36ヶ月分割で2,685円。
もちろん端末価格だけで比較はできません。契約プランが更にかかりますのでトータルで比較するとnuro mobileのほうが安くなるかもしれません。
3年分割としても
もっと早く発売されていたら・・・
冒頭の通り発売時期が遅すぎました。シャープのAQUOSが3キャリア+MVNO向けにSIMフリーモデルとしても販売し、それなりに市場に受け入れられている様を見て参入したように見えてしまいます。(AQUOSは普及モデル、Xperiaはフラッグシップという差はあるとしても「二番煎じ」としか認識されません。
世間からも注目されることなく、ひっそりと売り続けられるような状態ではないはずで、このソニーモバイルによる強気のマーケティングがどう評価されるか、セキュリティパッチ適用と合わせて注視していきたいと思います。
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今年はあまりブログの更新ができませんでしたが、それでも考察ブログを楽しみにしてくださった方がいらっしゃって本当にありがたいと思っています。
来年はもう少しコンスタントにXperiaを考察していこうと思います。
皆さん良い年をお迎え下さい。来年もよろしくお願いします!