【コラム】2012年Xperia総括と2013年Xperiaシリーズのウワサ(まとめ)

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秋口からすこしずつ漏れ聞こえてきた2013年Xperiaに関する情報。既にご存じの方も多いと思いますが、2013年モデルからいろいろ変わった点もあり、どれがどれだか訳分からなくなってきたこともあって今年のXperia動向と合わせ、自分の備忘録としてまとめてみます。

 

 

※これから更に情報が出てくると思いますのでいろいろ変更となる点も多いかもしれないですが、現時点(12/16現在)の情報となりますことご容赦下さい。

2012年Xperia(お勝手)総括

2012年Xperiaは一言で言えば「迷い道くねくね」だったと思います。

ソニー・エリクソンからソニーモバイルコミュニケーションズの変遷もあったのか、モデル自体一貫性がなかったかな、という個人的な感想です。デザインスタディを繰り返し、とりあえず発売して市場の動向を探ってきたように思えてなりません。それまでは1つのモデルをじっくりと作りこみ、途中マイナーチェンジを経てこの爆速で進化する他社製品に追従してきたという認識でした。

端末のデザインは、2012年初頭のNXTシリーズ(NX(S)、P,U)から始まり、GX(TX)やT、AX(V)というarcの流れを汲んだモデル、派生(?)のionやsola、go、tipo、miro、SX、acro系(acro HD、acro S)があります。

Xperiaはグローバルモデルだけあって、開発拠点は日本を始めスウェーデン、サンフランシスコなど全世界で行なっていて、各地域ごとのマーケットを重視したモデルとなるためこのようなモデル体系になっているようですが、メーカーとしての一貫性、指向性が感じられないのが少し残念でもあり・・・

OSもGinger Bread(Android2.3)⇒Ice Cream Sandwitch(Android4.0)へのバージョンアップも大きなニュースでした。インターフェース周りが大きく変わったこと、操作に戸惑った人も多いのではないでしょうか。

画面サイズも3.5、4.0、4.2、4.3、4.6インチとさまざまで、解像度も従来の標準的なFWVGA(854×480)からHD(1280×720)へ。CPUもデュアルコアに進化しています。(解像度、CPUは小型系、廉価版除く)

 

 

大画面化が進む傾向に

4.6インチなGXは「デカっ!」と思いましたが、2013年Xperiaの初号機は更にデカくなり5.0インチとなる模様です。

世の中的にもAQUOS ZETAの4.9インチだとかHTC J butterflyの5.0インチなど、Xperiaも大画面化の流れにしっかり乗っていくようです。

 

でも本当に世の中は大画面端末を望んでいるのでしょうか。。個人的には片手で操作できる限界サイズは4.3インチと思ってます。

 

この4インチクラスのメーカーでの位置づけは下記のウワサ情報のとおり、ミドルレンジとなってスペックもミドルクラスになってしまいそうな感もあります。

ぜひ4インチ前半のサイズでハイスペック端末を2013年は無理でも2014年には期待したいところです。

 

またスマートフォンとタブレットの中間となるファブレット(Phablet)なる端末もTogariというコードネームで開発されているようです。スマートフォンが5インチクラスに、タブレットは7インチ~ですから、その間を取って6インチらしいですが、どういう使い道を想定されているのか、ぜひ中の人に聞いてみたいところ。(Galaxy Note 2は5.5インチです。それよりちょっとだけ大きいということは「電子手帳」という位置づけなのでしょうか・・・)

 

 

コードネームと型番規則の変更

グローバルモデルにおいて、今までの型番規則は

  • LT○○i/a:ハイスペック端末(Xperia arc=LT15i/a、Xperia S(NX)=LT26iなど)
  • MT○○i/a:ミドルスペック端末(Xperia neo=MT15i/a、Xperia sola=MT27iなど) *日本未発売
  • ST○○i/a:小型端末(Xperia mini=ST21i、Xperia U=ST25iなど)

でしたよね。(公式型番と写真はSONY Developer World|Phonesで確認可能です)

それが2013年からはこう変わるようです。

製品カテゴリは今のところ「C」=スマートフォンだけ判明しているようですが、今後発表されるであろう6インチ、10インチなどタブレットモデルもこの規則に則って型番が振られるのかもしれません。

またコードネームは日本開発モデルは2012年Xperiaの「新幹線シリーズ」に続いて2013年Xperiaはどうやら「温泉」シリーズのようです。(via:すまほん!!)

発売済みXperiaに関する情報は日本版ウィキペディアのXperia項が非常に良くまとまっていますのでこちらも合わせてご確認を。
#2011年が11モデルだったのに対し2012年モデルは17モデル。2013年はどれだけ増えるのでしょう。それは嬉しい半面、困るんですけどww

 

現時点で判明している2013年Xperiaコードネームは以下のとおり(via:リンゲルブルーメン|Xperia 2013年モデルの機種一覧)

更に製品名も(グローバルでは)画面サイズに由来した名称、例えばXperia 4とかXperia5とか、そんな名称になるというウワサも。(via:blog of mobile|次期Sony Xperiaの上位モデルはXperia 4/5/5R/6として登場か)

 

型番

コードネーム

製品名

日本モデル(型番)

特長

備考

C6603

Yuga

 (SO-02E?)

5.0フルHD、4コア、
2330mAhバッテリー

 由加温泉(岡山)に由来?

C650x

Odin

5.0フルHD、4コア  YugaとDogoは兄弟モデル?

C550x

Dogo

4.65HD、4コア、防水

 道後温泉(愛媛)に由来?

C530x

HuaShan

C430x

4.0HD、2コア、WhiteMagic Pの後継?

C360x

 Honami  穂波温泉(長野)に由来?

C2104/C2105

 Gaga WVGA、2コア、JB  峩々温泉(宮城)に由来?

C1504/C1505
C1604/C1605

Nanhu

Xperia E
Xperia E dual

既に発表済み(GSMのみ?)
ホワイトペーパー
 Togari?  (SO-03E?)  戸狩温泉(長野)に由来?
6インチタブレット?

型番の600番台がハイスペック、500番台、400番台がミドルレンジ、300番台はスモールサイズ、100番台は廉価版な感じですかねー。

5.0インチフルHDに使用される液晶はジャパンディスプレイ製IPS液晶を搭載されるというウワサも。(via:リンゲルブルーメン) このTFT液晶は薄型化と狭額縁化が特長とされているので薄型化は見込めるものの、省電力化は謳ってないので対IGZOには成り得ない?か??

 

いずれにせよ2013年1月8~10日にラスベガスで開催されるCES2013(国際家電見本市)や2013年2月25日~28日にバルセロナで開催されるMWC2013(国際モバイル関連見本市)で発表されると思いますので、すごく楽しみにしてます。(確かこの展示会の前日に正式発表されたりした気がする)

 

 

2013年Xperiaのデザイン志向(お勝手考察)

既に今年後半に発売されたモデルでその片鱗が見えた気がしています。もっともいろんな系統でデザインされているので、その中の一つだと思いますが。。

それはXperia J、Xperia Eに見られるこの形状です。

arc(弧)デザインの踏襲、端末底部のデザイン処理が今後のラインナップで継続して欲しいです。誰がどのモデル見ても「これXperiaだよね!」と言われるような特長をぜひ続けていって欲しいです。

しかしC660x系はarcデザインではなく背面もガラス製で某リンゴ電話に酷似してるというウワサも。(via:リンゲルブルーメン)

 

 

UI変更にまつわるウワサ

「The new 2013 Sony Xperia UI」という新バージョンなUIとなって登場するようです。具体的な情報は見つけられていませんがXperiaホームが何らかの形で進化するのは間違いなさそうです。もっともフルHD化されることでホームスクリーンのサイズが4×5が4×6とか5×6とかに増えるといいのですけれど。リーク画像では天気ウィジェットのサイズがでっかくなったのもあるっぽいですが。。真偽の程は!?

 

 

日本発売予定モデルのウワサ(ほぼ確定?)

Yuga=SO-02Eはほぼ確定ですね。各種認証機関を通過した情報やこの端末で撮影された画像のExif情報などを総合すると概要が見えてきます。

(他にもまだまだエントリーあると思いますが。。)

これらの情報を総合するとこんな感じでしょうか。

項目 Yuga こと SO-02E仕様

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<参考:Xperia GX> <参考:HTC J butterfly>
サイズ 約138.6×71×8.1mm 約131×69×8.6mm 約143×71×9.2mm
重量 約140g 約127g 約140g
画面サイズ 5.0インチIPS液晶(狭額縁) 4.6インチ 5.0インチ
解像度 1920×1080(フルHD) 1280×720(HD) 1920×1080(フルHD)
CPU Snapdragon S4pro APQ8064
1.5GHzクアッドコア
Snapdragon S4 MSM8960
1.5GHzデュアルコア
Snapdragon S4pro APQ8064
1.5GHzクアッドコア
RAM 2GB 1GB 2GB
ROM 32GB(microSD対応) 16GB 16GB(microSDHC対応)
バッテリー 2,330mAh 1,700mAh 2,020mAh
OS Android4.1(後に4.2へ?) Android4.0.4 Android4.1
通信 LTE(3バンド) LTE(シングルバンド) LTE
カメラ 1300万画素 Exmor RS
裏面照射型CMOSセンサー
1300万画素 Exmor R
裏面照射型CMOSセンサー
約800万画素
CMOS
その他 NFC、おサイフケータイ、
BT4.0、防滴防塵、電池内蔵
おサイフケータイ、BT3.1、
電池交換可
NFC、おサイフケータイ、
BT4.0、防滴防塵、電池内蔵
発売時期 2013年1月末? 2012年8月 2012年12月

時期的にXperia arc発売から2年が経つため、いわゆる2年縛りが終わって次の端末としてYugaに乗り換える方も多いかもしれません。(というか既にGX乗り換え済な方も多そうだけども)

スペックはRAM/ROM、カメラ画素数、バッテリー容量が超話題作なHTC J butterflyを凌駕し、しかもサイズは長さで5mm、厚みで1mmほど小さくて薄い(デカイには変わりませんが)ということになります。(カメラ画素数は多ければいいってもんじゃないのは承知の助w)

ただXperia blogのリーク画像や←を見る限り角張ってそうで、全体的に局面で構成されているHTC J butterflyに比べると大きく感じるかもしれないです。


また、右下にある形式名SO-02Eや認証マークがここにある、ということは本体は一切開かないことを意味してる?(通常はバッテリー外すと貼ってある。Pは下のカバーを外すとこんな感じでシールが貼られています。)

絶対消えないようにするためには刻印するか印刷した上に透明皮膜で覆われてるというようにも解釈できるのではないでしょうか。(これが背面がガラス製?と言われる所以か?)

SO-02EはNTTドコモ、2013年春モデルとして 112.5Mbps LTE 通信対応のスマートフォンやタブレットを3~4機種投入予定の1機種としてXiロゴ付きで登場することになる(はず)です。

サイズ的には思ったより大きくならず良かったな、という個人的感想。来年もXperiaから目が離せませんね♪ (にしてもやっぱりデカい)