ここ数日でXperiaシリーズにアップデートがありました。
- 2013年3月21日:Xperia AX :9.0.G.1.76 → 9.0.G.1.108 (リリース内容)
- 2013年3月28日:Xperia SX :7.0.D.1.130 → 7.0.D.1.137 (リリース内容)
- 2013年3月28日:Xperia GX :7.0.D.1.130 → 7.0.D.1.137 (リリース内容)
- 2013年3月28日:Xperia Z :10.1.D.0.322 → 10.1.D.0.333 (リリース内容)
アップデートするとrootedであってもrootが外れてしまうこと、各種modが対応しない場合があるため私はすぐの導入は見合わせてたりします。
そんな中、Xperia AXに関しては@cubeundcubeさんが、Xperia GXは154氏が早々に対応されたと知り、今回はXperia AXに関してアップデート&機能更にアップさせたmod導入しましたので以下にまとめてみます。
バージョンアップ手順
カスタム途中の不具合対応に向け、初期化用にftfファイルを取得するためにバージョンアップ作業はPCを用いて行うことを強く推奨します。
ftfファイルの取得方法は【NX・acro HD】ftfファイルを作る(FlashToolを用いた「OSのみ」初期化も可能)を参考にして下さい。
root取得済みであってもアップデート後にXperia VLのシステムファイルを焼いて云々は不要、ほぼ1クリックで再度root取れます。
- 既存環境をCWMとTitanium backupでバックアップ(必須)
- SUSもしくはPC Companionでアップデート
(blob_fsにFILE_xxxxxxxxが無いことを確認して)
- ftfファイル作成用のファイルが取得されているか確認
<SUS> C:\Program Files\Sony Ericsson\Update Service\db\13740270\blob_fs\<PCC> C:\ProgramData\Sony Ericsson\Update Engine\db\13740270\blob_fs
ここに以下のファイルがダウンロードされています。- FILE_279230134 (60kb)
- FILE_279633384 (12,937kb)
- FILE_279633564 (562,130kb)
- これらを用いてFlashtoolでftfファイルを作成
SO-01E_9.0.G.1.108_docomo.ftf 591,709kb のファイルが出来上がりました。 - 【必須!】Xperia AXとPCをUSBケーブルで接続し、System Dump(system以下にあるファイルを全部取得)
コマンドプロンプトを開き、下記コマンドを打つadb pull /system C:\xperia-ax_9.0.G.1.108 (→任意の名称を。PCのフォルダ名となります)
Cドライブ直下、「xperia-ax_9.0.G.1.108」フォルダの下にシステムファイルがコピーされます。
もしファイルの置き換えに失敗したときのために、標準ファイルは必ず取得しておくクセもつけたいところです。時間にしてほんの5分程度です。ftfから抽出できますが、だいたい標準ファイルが必要な時ってなにかトラブってるときで、今すぐに欲しいときですよね。なのでその時にftfから生成しようとしても気持ちが焦って失敗したりするので、下記コマンド1行書くだけでシステムファイルが取得できますのでぜひこのタイミングで取得することを強く推奨します。
アップデート、及びアップデートに伴う付帯作業は以上です。
root取りとCWM
AX modでおなじみのキューブキューブさんのブログ「キューブ実験室」でツールの配布と導入手順エントリーを参考に導入していきます。
参考:キューブ実験室: 【Xperia AX SO-01E】数クリックroot取得
- 【Xperia AX SO-01E】数クリックroot取得より「rootkitAX.zip」をダウンロードしPCで展開
- 展開されたfilesフォルダの中身、及びbatの中を確認。(bat右クリック→編集選択するとメモ帳で開けます)
goroh_kunさんが編み出しふーかさんがZ用に作ったrootkitをAX最適化されたのが分かります。 - USBデバッグに✔入っているのを確認し、PCと接続、install.batを実行
画面の指示に従って進めます。Zのroot取りでPC画面だけを見つめていて端末の操作をしなければならないのに気づかないっぽい書き込みをどこかで見かけましたが、今回の手順もXperia側で2種類3回の画面タップが必要です。(データの復元、サービスモードでの操作)
なお、再起動がかかるまでに数秒です。 - rootedアプリが正常に動くか確認。(titaniumなど)
Superuser要求されますので許可します。
- アップデートするとカスタムしたSystemUIやframework系、bootanimationなど全て元に戻ります。なお初期化せずアップデートした場合、アップデート前にアプリの無効化・Titanium Backupで凍結したアプリはそのままの状態になってます。
ナビバーや電源メニューがシンプルに。 - CWMは従来版でもZ対応版でもどちらでもお好みで。(今回は人柱兼ねてZ対応ベータ版を入れてみましたw)
AX modインストール
キューブキューブさんのmodはmod設定がアプリとして提供され、導入後に好みで設定を簡単に変更できるところがサイコーに素晴らしいのです。これを使うためにXperia VをAX化してた時期もあるくらいで^^;
Xperia GXにも移植されGX modとしてほぼ同等の機能を実装することができます。早くXperia Zにも来て欲しいー(完全他力本願w)
このAX modの最新版はこちらで公開されています。
【ROM焼き】docomo Xperia AX SO-01E root2
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/smartphone/1359145267/807
バッテリーアイコンの変更などもできるようになったんですね。スゴい!!
こちらのmodはCWM形式で公開されていますので、ダウンロードしたzipファイルは解凍せず、そのまま端末にコピーしてCWM起動後にメニューに従ってインストールします。
- cwm-cube-mod-0.4.zipをダウンロード
- zipをXperia AXの任意の場所へコピー
- PCでzipを解凍し、ファイルの中身を確認、どんなファイルが置き換わるのかを事前に確認しておくこと!!
上にも書きましたがSystemDumpの重要性、こういうファイルを置き換えることを分かっていないと、不具合でた時にどのファイルを戻せばいいのかわからなくなります。また標準ファイルを戻せば不具合解消しますが、大抵の場合、標準ファイルなんて持ってなくて泣いてる人をたまに(よく)見かけますw
- 確認が終わったらXperia AXの電源OFF→ONし、青LED点灯したらLEDが緑に変わるまで音量(小)を数回押し、CWMを起動
音量大小でスクロール、電源で決定(Enter)です。
install zip from sdcard>choose zip from sdcard>コピーした任意のフォルダ>cwm-cube-mod-0.4.zip>yes-install cwm-cube-mod-0.4.zip
画面の指示に従って進めます。
インストールが終わるとCWMメニューに戻るので、++++Go Back++++>reboot system nowで再起動
通常起動したらアプリドロワに「CubeMod設定」というアイコンが表示されていると思います。
あとはMod設定アプリで各自お好みの設定を入れていけばOKです。
こういう超便利なmodがずっと使えるのはホントにありがたいです。
ぜひキューブキューブさんに一杯おごりませんか?^^