XperiaといえばX10を思い浮かべる人も多いと思いますが、X10(SO-01B)発売から遡ること2年、2008年にSony Ericsson XPERIA X1が発売されたのをご存知でしょうか。
Xperia X1はSony Ericssonの新ブランド「Xperia」の第一弾で、同社はこのXperiaブランドをモバイルWebコミュニケーションとマルチメディアエンターテインメントの融合を目指すプレミアム端末と位置付けて発売しました。
自称「Xperiaマニア」としてこういうブログまで開設しているのにも関わらず一番のご先祖様に会わないのはどうかと常々思っていて、Amazonやヤフオクなどを中心に探してましたが見つけられず。最終手段としてebayで手に入れてみました。
もう6年も前の製品ですので新品はほとんど無くて(スタイラスペンも欠品していたり外観のコンディションはあまり良くない)usedです。しかもドイツ語仕様。
ご覧のとおり、初代XPERIAはAndroidではなくWindows Mobile 6.1です。Windows Mobileは初代W-ZERO3でホンの少し触った程度なのでもう操作が全くといっていいほど分からず。。。
とりあえず日本語化しようとネットを徘徊し、Androidのように標準で複数の言語に対応していなく、言語ファイルをインストールする必要があること、そもそもXPERIA X1用の日本語ファイルなんて無いので別の機種用に先人が作成したファイルを入れ、更に日本語入力(IME)環境をインストールする必要があることをXPERIA X1 Review 日本語化篇:It’s a …:So-net blogなどからざっと学びました。
そもそもドイツ語を英語化するためのファイルや初期化ROMイメージなどもxdaにあるのはフォロワーさんに教えてもらいましたが、既にリンク切れ。2008年5月のスレッドですからね。。。
今回はスペックや外観写真でまとめるくらいしかできません。。
[機器仕様]
発表日 | 2008年2月10日 (Mobile World Congress 2008の前日のプレスプレビューイベントにて) |
発売日 | 2008年9月30日 |
サイズ | 110×53×16.7mm |
重さ | 158g |
画面サイズ | 3インチ |
解像度 | WVGA(800×480) |
OS | Windows Mobile 6.1 |
チップセット | Qualcomm MSM7201A |
通信方式 | GMS 850、900、1800、1900MHz WCDMA 850、1700、1900、2100MHz |
RAM/ROM | 256MB/512MB |
カメラ | 320万画素 |
外部メディア | 16GB |
電池パック | 1500mAh BST-41(X10と同一) |
その他 | Wi-Fi、Bluetooth、GPS、FMラジオ QWERTYキーボード(横スライド式) |
MWC2008にてXPERIA X1投入の狙いについてITmedia社によるインタビュー記事がありました。
- Mobile World Congress 2008:「XPERIA X1」投入の狙いは――Sony Ericssonに聞く携帯戦略 – ITmedia Mobile
- Mobile World Congress 2008:Sony Ericsson、3インチWVGAタッチパネル+フルキー+横スライド搭載スマートフォン「XPERIA X1」発表 – ITmedia Mobile
…2008年といえば「ドコモ906iシリーズ/706iシリーズ」を投入!という頃です。日本ではガラケー真っ盛りで、私もN905iを発売日に購入したのを思い出しましたが、その頃でもう既に日本の携帯市場はガラパゴス化していたのですね。。。
[外観チェック]
横幅はまるでガラケー。3インチですからね。
同じ時代を生きてきた(!)N905iとのサイズ比較
ガラケーサイズですから手に持ったときも非常にコンパクト。
XPERIAロゴは初代から今もずっと受け継がれているのが分かります。
左側面。microUSBではなくminiUSB
右側面。上(画面右)は音量、下(画面左)はシャッターボタン
上部にはイヤフォンジャックと電源ボタン(画面左)
底面にはストラップホールが
リアパネル。ヘアライン仕上げのパネルはいま見ても古臭さを感じません。(ロゴが消えかかっているのがとても残念)
一番特徴的な横にスライドさせた図。これはAndroidなXperiaでもx10 mini proやXperia proに受け継がれました。(が、途絶えました。。。)
ただ横にスライドするのではなく弧を描くようにスライドします。これは「アークスライダー」といい、これがAndroidなXperiaのarc(弧)形状につながっているのですね。胸熱!
リアパネルは右側面の指を引っ掛ける凹みを持ち上げるとガバっと開きます。そして電池はX10と同一。
電池パックを外すとSIMトレイ。通常サイズのSIMです。対応周波数は上記の通りです。SIMフリーなのでドコモとソフトバンクの2.1GHzに対応しているようです。(未確認)
起動から簡単な動作確認した模様を動画に撮りました。なかなかサクサク動いてくれます。
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=MWLDTWFgL90[/youtube]
Xperiaの起動ロゴ、X10の前身だと思うとこれまた胸あ(ry
2014年XperiaはWindows Phoneにも手を出すような情報もあり、余計にWindows PhoneなXPERIAがこれからまた注目されるのでしょうか。
SonyMobile、Windows Phone版「Xperia」を2014年半ばに発売か(更新) | リンゲルブルーメン
SonyEricsson時代にWindows Phone 7搭載スマホ「Julie」を試作したものの発売を中止した経緯があるそうです。今後のXperia、どのように変化していくのでしょうか。
ちなみにXPERIA X1はコレクションとして保存しようと思い、結局新品を再度買い直した始末。もう完全にぶっ壊れてます私^^;
ということで今回購入したXPERIA X1、さっそく手放すことにしました。
が、欲しい人なんているんですかね。。。^^; 付属品はこんな感じですが。(全て使用済みっぽい)
「初代Xperiaは X10」と恥ずかしげもなく言う、今の中の人に 見てほしいですね。
ソニーグループさん全体の持ち味なのかも知れませんが、「忘古 知新」というような感覚はなんだか残念に感じます。
管理人さん、ありがとう。
当時のガラゲーに飽き飽きしていた時にX1を見て、携帯のグローバルモデルがとても羨ましかったのを思い出しました。
個人輸入しようかとも思いましたが、HTCのOEMと聞いてやめました。
その後、国内で出たX10はキワモノなイメージがありましたが、遊び感覚で購入しました。
その時は、Xperiaがこんなに沢山出る定番シリーズに成るとは夢にも思いませんでした。
いつも参考にさせていただいております。
X1ですか、いいですね。懐かしいです。
これ本当に欲しかったけど当時日本向けは正式には発売されなかったし、当然輸入品では高かったので、HTC Touch Diamondを使っていました。その後X10を入手しましたが。。。
確か免税店で置いてあったのをみて感動しましたし、
いまでもその当時のパンフレットを持っています(三つ折カラー 英語版)。
x10 mini proに受け継がれたキーボード、是非復活して欲しいと思っています。