Apple初となるウェアラブル端末の「Apple Watch」。なんだかこの世で初めて発売された!という風なトーンで報道されるため、タイトルのような質問を社内外でされる始末ですw
もちろん「すでにスマートウォッチ使ってますよ?」とこんな感じで見せるわけです。
「あー、そうだったねぇ」という反応と「えっ!もう使ってるの!!」という反応に二分されるくらい、まだウェアラブル端末としてスマートウォッチは世間にはまだ認められてないんだなぁ、、と思うわけです、はい。そしてやっぱりAppleの力は大きいんだなぁ、と今更ながらに感じています。
今回はスマートウォッチとやらを改めて3つの観点でまとめてみたいと思います。
スマートウォッチはどんな種類があるの?
世の中に「スマートウォッチ」カテゴリに属する製品が増えてきました。
スマートウォッチとは
腕時計型の小型コンピュータ端末の総称で、スマートフォンと接続して機能する「スマートフォン連携型」と「通信モジュールを搭載型」があります。
この分野にはスマートフォンメーカーのみならず、従来の時計メーカーが新たに参入するというニュースや、既存の時計に通信機能を備えたモデルなど、さまざまな製品があります。
参考:Swatchもスマートウォッチに参入 4月ごろにWindows/Android対応で – ITmedia ニュース、カシオのスマートウォッチは「リーズナブル」:時計メーカーならではの提案 « WIRED.jp
似たような言葉に「スマートバンド」というものもあります。
スマートバンドとは
こちらは身体に装着し、搭載されているセンサーを利用してバイタルデータ、ライフログを収集し、連携機器(スマートフォンやPC等)を経由してクラウド上にデータを蓄積する機器を指します。万歩計や活動量計もこのカテゴリに含まれると思って良いでしょう。
今回は「スマートウォッチ」に関してまとめていきます。
スマートウォッチというカテゴリは上記の通り現在「ごった煮」状態ですが、そのカテゴリ分けをすると大きく3つに分けられます。
- 独自モデル、どのスマートフォンでも対応できるモデル
. - スマートフォン自体に通信機能を備えたモデル
.
- スマートフォンのOSに依存するモデル
独自モデル、どのスマートフォンでも対応できるモデル
例えばこんな商品があります。
いずれもアラームやストップウォッチ、音楽プレーヤーや電話帳といったスマートフォンとBluetoothで接続し、データを取り込めるタイプのモデルで価格3,000円~5,000円程度。しかしアプリを増やしたりはできません。
スマートフォン自体に通信機能を備えたモデル
時計にSIMカードが入り、時計単体で電話や通信ができる商品。
海外製、かつ日本の電波法(技適)で認証を得ていないため、自己責任で使うことになります。(摘発の対象となります)
また周波数帯も日本で利用するには少々物足りない(プラスエリアに非対応)こと、時計で電話しないよねぇ、という感じでほとんど見たことがありません。
スマートフォンのOSに依存するモデル
スマートウォッチとスマートフォン間はBluetooth接続ですので、1番目の独自モデルと同じといえば同じですが、一番大きく違うのは「スマートウォッチ用アプリで機能拡張できる」こと。
Androidスマートフォンと親和性が高いのは「Android Wear」OSを搭載したスマートウォッチです。SONYを始め、スマートフォンの開発メーカーを中心に様々なデザインのスマートウォッチが発売されています。
この図式 – Androidスマートフォンはデザインやサイズ、カラーや機能がいろいろあるので好みの製品をチョイスする – はスマートウォッチにも当てはまります。これらは全く異なるウォッチフェイス(時計の盤面)ですが、実は同じスマートウォッチ用OSで動作しているので、好みの盤面デザインをダウンロードして利用できるのです。(右端のGALAXY GEAR 2を除く)
もちろん盤面のデザインだけではなく、Googleの提供するPlayストアからさまざまなアプリをダウンロードし、スマートフォンの機能を追加していけるのです。
今回発表されたApple WatchはiPhoneと一緒に使うことでiOSとの連携ができ、さまざまな機能が使えること、またApp Storeから対応アプリをダウンロードしApple Watchの機能拡張ができるようになり、「ようやく」Androidスマートウォッチと同じようなことができるようになるわけです。
Apple Watchがすげー!と言われていること
公式サイトを見るといろいろ特徴が書かれています。
Apple WatchはあなたのiPhoneと連係して、世界標準時との誤差を0.05秒以内にとどめます
う、うん。。。
├`)。oO(Bluetooth接続だったらスマートフォン側の時刻表示に依存するのではないの??)
文字盤のカスタマイズも思いのままなので
(´・∀・`)ヘー
├`)。oO(Android Wearならアプリでいろいろ変更できたよなぁ、、こんな感じで。)
例えばメッセージを受信するたび、あなたの手首をそっと優しく叩きます。タップやスケッチ、
さらには心拍数まで送れるので、親しい人たちと楽しく自然な方法でつながることができます。
そ、そーなんだっ!├`)。oO(こーいうのとなんか違うんだっけ?)
Apple Watchなら、あなたの1日を通じた包括的な運動の全体像を把握できます。
( ´_ゝ`)フーン
SonyのSmartwatch3だったらXperiaにインストールされているlifelogアプリでできるよなぁ。。。音楽どのくらい聞いたとかゲーム何時間やったとかまでログ取られてるし。
ということですので、この時点では基本的にApple WatchでできることはApple watch以外のスマートウォッチでもできると認識してよいかと思います。
どんなアプリがあるの?
アプリは標準搭載されるものと、App Storeからダウンロードできるものとあります。これもAndroid WearというOSで稼働するスマートウォッチ *1 も同じです。
*1 OSがAndroid Wearではないスマートウォッチ、例えばソニーのSmatrwatch2はOSは独自のものですが、専用アプリがPlayストアからダウンロード可能です。
AppleWatchには初期状態でも様々なアプリがインストールされています。Passbook相当の機能はAndroid Wearには無いですが、あとはPlayストアから同機能を持つアプリをダウンロードすれば同じ機能を利用することができると思います。
小さな画面でできることいっぱいあっても・・・
個人的にソニーのsmartwatch2を毎日使っています。はじめの頃はLINEやGmail、Facebookの通知をスマートウォッチ側で受けてみたり、乗り換え案内を見てみたりしましたが、結局は着信通知以外の機能は使っていません。
それは何故なのか、まとめてみたいと思います。
電池の持ちが悪い
ただでさえ小さいバッテリー、通知を多く受け取ると電池の消費量も増えます。smartwatch2は公称、通常使用で3~4日となっていますが、通知がたくさん来る状態で実質2日程度でした。今は電池の劣化もあって、着信通知のみ利用して3日目はギリギリといった感じ。
Apple Watchは公称18時間ということですから、通知をたくさん受けるとフル充電で出かけても夕方にはバッテリー切れを起こしそうです。
打ち合わせ中に腕がブルブルする
通知が多すぎると、客先打ち合わせ中に腕がバイブレーションし、相手にもその通知が見えてしまうことも。通知のON/OFFはもちろん切り替えられますが、いちいち切り替えるのも面倒でした。。
アプリは使わなかった
例えば天気を見ようと思ったら、時計を操作するよりも手元のXperiaで見たほうが早いのです。雨降りアラームなんてアプリも入れてみましたが、結局スマートフォン側で確認することが多かったので今は利用していません。
また地図(マップ)はSmartwatch2では利用できず、Xperia側で目的地設定したナビゲーションの通知をSmartwatch2に通知するアプリも使ってみましたが、こちらもXperiaの画面見たほうが分かりやすかった、という。。。
まとめ
結局、時計の最大の役割(目的)は「時間を知る」ことであり、その付加機能のおかげで電池が持たず時計の機能すら使えないようでは本末転倒だと思います。
この付加価値をどう使いこなせるか、使いこなしたいか、がイメージできたらよいですね。
「Apple Watch買わないの?」
私ですか?
けど社用携帯がようやくiPhoneになるらしいので、一発芸的に客先で魅せるために買うかもしれませんがw
4月24日(金)、銀座あたりで私を見かけたら後ろから蹴飛ばしてやってくだs(ry
[…] […]