発表時点から狙っていたXperia C5 Ulra。いつもお世話になっているExpansysさんでも取り扱いを開始しましたので速攻(でもないですが)ゲットしました。
ExpansysさんではデュアルSIMモデルのXperia C5 Ultra Dual(E5563)を販売しています。
初めてXperia C5 Ultraを手に持った感想は「でかっ!重っ!ベゼル狭って!」でした。大画面といった意味では6.4インチディスプレイのXperia Z Ultraがまず思い浮かびますが、それとはまた違ったデカさとずっしりとした重み(いい意味で)が なぜか心地よかったです。
また超狭額(液晶周りの横フレームがほぼ無い)なのにも驚きです。
この驚きと感動(!)をお伝えしていきたいと思います。
目次
XperiaにおけるCモデルの位置づけとその意味
XperiaのC系といえば、いい意味ではアジア圏におけるXperiaシェア拡大にむけたある意味ソニーモバイルの実験戦略的端末、もう少しフランクにいえば「遊び心ある自由な端末」、「フラッグシップモデルに移植すべき機能を模索するためのスタディモデル」とも言えるのではないでしょうか。
Xperia Z4でも採用されたセルフィー機能(フロントレンズ広角化)、大画面スマートフォンは、もともとは同じくアジア仕向けとして5.5インチの大画面を持ち、自撮りに特化したXperiaスマートフォンとしてXperia C3を開発、それをマーケティングした結果として、Xperia Z4では更に歪み補正機能をを付加し、機能アップしたものだと思います。
そういう意味でこのXperia C5 Ultaは更に6インチと大画面化+新たな挑戦として超狭額ディスプレイを搭載し、発売しました。
この販売状況、市場の声を踏まえ、次期Xperiaフラッグシップではこれら機能がブラッシュアップされて搭載されるんだろうな、と思っています。
サイズ感をみてみた
言わずもがなですが、左からXperia Z3 Tablet Compact(8インチ)、Xperia Z Ultra(6.4インチ)、Xperia C5 Ultra(6インチ)、Xperia Z4(5.2インチ)、Xperia Z3 Compact(4.6インチ)です。
ちょうどキレイに並ぶのですね。^^ Z Ultraの前面色が黒いのがこれまでフツーのXperiaだったのが、白だけ揃えると逆に違和感を感じてしまいます。
電源を入れてみて画面を二度見した!
もうこれは見ていただいたほうが良いと思います。
ギリギリ画面端まで表示されるXperia、かつてなく画面が広く感じられます。もう少しアップで見てみます。
ものすごく新鮮です!個人的にはこれだけでも所有欲が満たされました。(使い勝手は未検証。SwipePad愛用者としてはもしかしたら使いにくいのかも。。。とも思ったり)
続いて外観を確認していきます。
意外と安っぽいリアパネル
C系モデルの特徴でもありますが、エントリーモデルであるがゆえにリアパネルはプラスチックの質感たっぷりで、フラッグシップモデルとは完全に相反する質感なのです。すべり止め加工がされているわけでもなく、ただただツルッとしているのです。(ストラップホールもない)
リングストラップをこよなく愛する私としては、片手持ちなんか絶対にしたくない、ラフに使うことが絶対にできないと思いました。
もう一つ特徴的なのはフロントカメラです。この存在感たるやリアカメラを完全に凌駕しています。レンズ口径といい、造りといい、フロントとリアのカメラの位置付け(重要性)が違うのですね、きっと。
側面もこれまでにないデザインです
発表時の写真を見ると「えっ?Xperia ZL2みたいなランチパックなの??」と一瞬思いましたが、いざ実物を目にするとランチパックのような段差はなくく安堵しました。
電源、音量、カメラシャッターボタンはこれまでのデザインを踏襲しています。遠くから見ても「あ、Xperiaだ!」と分かるのはさすがだな、と。
ここでスペックを確認してみます。
発熱するかはまだ未知数のMediaTek製CPU
Xperia Z4/Z3+の発熱はヒートシンクを装着すれば冷え冷え~とか流しXperiaすると性能アップ!なんて記事も見かけましたが、実際の利用ではそんなシチュエーションはないのでネタだよなあ、、、と。
このXperia C5 Ultraに搭載されているCPU(SoC)は悪名高きQualcomm(クアルコム)社のSnapdragon 810ではありません。ミドルレンジ層ではものすごい勢いでシェアを伸ばしているMediatek(メディアテック)という台湾の半導体メーカーのものを使用しています。
OS | Android5.0(Lollipop) |
SoC | 1.7 GHz MediaTek MT6752 Octa-core(8コア) |
サイズ | 164.2 x 79.6 x 8.2 mm |
重さ | 187g |
画面解像度 | 1920×1080(フルHD) |
画面サイズ | 6.0インチ |
RAM/ROM | 2GB/16GB |
外部ストレージ | 200GBまでのmicroSD |
カメラ |
インカメラ:1300万画素 |
対応周波数 (E5563) |
HSPA+ 900 (Band VIII), 850 (Band V), 1900 (Band II),2100 (Band I) MHz GSM GPRS/EDGE 850, 900, 1800, 1900 MHz LTE Bands 1(2.1GHz), 3(1.8GHz), 5(850MHz), 7(2.6GHz), 8(900MHz), 20(800MHz) |
NFC | ○ |
防水防塵 | × |
電池容量 | 2930 mAh |
本体色 | ホワイト、ブラック、ミント |
詳細はwhitepaperをご確認ください。
肝心の使い勝手は
冒頭にも書きましたとおり、本当の意味での第一印象は「でかっ!重っ!全面画面だ!」でした。
Xperia Z Ultraほど巨大でもなく、片手でちゃんと保持し、操作もできる絶妙なサイズです。これはいいです!!スリム筐体ながら画面は超狭額なのも相まってXperia Z4に比べると段違いに巨大で、これは今後のデファクトになるにふさわしい機構だと思いました。
また、気にしていた画面端から中央に向かってスワイプしてお気に入りアプリに一発でアクセスできる「SwipePad」も難なく操作できました。
今回、Whitepaperを見てガラス硬度は「9H」という記載がありまして、自身初のオールヌード(!)で使うことにしたのですが、SwipePadを使うときに画面縁と液晶パネルの段差があるのが気になりました。これはガラスフィルムを貼ると指の引っ掛かりがなくなり、更に快適さが増しそうです。
今回はこちらのガラスフィルムを購入しました。
まとめ
このXperia C5 Ultraには残念ながらストラップホールがないこと、非防水であることが次作への課題としたいと思います。そこがクリアされればメインで使っても快適だろうな、と思いました。
※本モデルには日本語入力アプリ「POBox」は未搭載です。ATOKやGoogle日本語入力といった3rd Party製の日本語入力アプリをインストールする必要があります。
どうしてもPOBoxにこだわりたい私のような方は少し前のバージョンとなりますが、有志の方が作られたPOBox 5.4を使うことも可能です。
超狭額パネルの世界、どこかのキャリアのCMみたいにホントにそう見えるのか?をやってみたり、ソフトウェア周りのレビュー考察はまた次回以降でご紹介したいと思います。
よくないなぁ、他のものを貶すのは。
Snapdragon 810もしくはS810です
S810のSはSnapdragonのSです