XZ2シリーズについて思うこと。

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また大変ご無沙汰してしまいましたが、これまでと変わらずXperia XZ Premium(Rosso)使ってます。電池の持ちの良さも相変わらずで、写真撮ってもいい写りなので、久しぶりにこのXperia XZ Premium、大変満足してます。

これまで、たとえ気に入ってたとしても、新製品が発表されるとその日に展示機を見てはいいところ、カッコいい!ここが新しくなったからと即断しその場で予約、そして発売日にお店がオープンすると同時に契約してきました。

というMy Xperiaのライフサイクルもいよいよ終りが近づいてきたかもしれません・・・

 

Xperia XZ2シリーズ、正直どうよ

初めて手にとったときに思ったのは「そんなに悪くないじゃん」です。これまでも写真や動画を見て「えーーー!これが新モデルかぁ・・・なんかアレだよなぁ」と思っていても、現物を見るとその印象が変わってきたのがこれまでのXperiaたち。

 

Xperia XZ2は丸みを帯びたリアパネルがこれまでよりも手に馴染み、そして重さも感じず、画面が縦長になったことで大画面なのに手にすっぽりと収まるし、正直悪くない印象です。

でも何かが違うんです、なんかギクシャクした感じがして・・・

 

 

ソニーの中でXperiaはお荷物なのか?

そう思ってしまったのは2017年の業績説明会の結果を見てしまったからかもしれません。

実績ベースで事業セグメントで唯一の赤字、さらに2018年度の見通しでも唯一の赤字事業となってます。高収益が見込めるハイスペックモデルに特化してきたはずですが、競合メーカーは同等機能・性能、いや、世のトレンドを上手く取り込んでいながら安価な製品をバンバン売り出し、Xperiaは各市場においてことごとく負けてきた結果が現れていると思われます。

Xperiaが売れない → 収益構造の改善に向けて販売台数の絞り込み(=部材調達費の削減で製造コストアップ→価格上昇、販売施策現象)→ Xperiaが売れない、という負のスパイラルに陥ってしまっている感も。

 

東洋経済オンラインではスマホ、「シャープ好調・ソニー不振」のワケ として将来の5G時代に向け社内に開発拠点を持っておくために維持してるんだ、との十時社長の話が掲載されています。

上記の業績報告資料でも分かるように、ソニーは製品メーカーでもありますが部品を外販する事業でも利益を出してます。ソニーは今後Xperiaを作らなくてもスマートフォン用のカメラモジュールや半導体の外販で売上向上が望めるわけで、本当に5G時代の到来とともに事業売却という運命をたどってしまうのかもしれません、VAIOのように・・・

 

そんな中、開発者も絶対に失敗できないと相当なプレッシャーがかかってることは容易に想像できます。きっと冒険することもできず、ただ売れるモデルを作れ!と非常にしんどいんだろうなぁ・・・と思えてなりません。

でもこれは今に始まったことではなくて、ここ数年そんな状態が続いてきているように思います。

そんな心意気で作られたXperiaなんだと思うと収益アップに貢献したい!と思いたいところですが、今回はなかなかそういう風にもならず・・・

今回デザイン一新で勝負に出たXperia XZ2。しかしプロモーションの段階でも詰めの甘さが見え隠れして余計にギクシャク感を感じてしまい、正直疲れてしまいました。

せっかく世界中のスマートフォン大好きメディアが集まるMWC 2018においてXperia初の2眼カメラモデルとなるXperia XZ2 Premiumが発表できなかったのか・・・

もちろん発表するつもりの計画が狂ってしまったことは開発中のカメラ技術のみ展示していたことを思えば想像できましたが、これまでのソニーモバイルではありえない混乱ぶりに見えてしまい、これも開発費(開発要員)の削減によって発生してしまったのかと思うと、残念でなりません。

 

 

XperiaがXperiaであり続けるために

個人的にXperiaに対する期待が大きすぎるがゆえの失望なんだと思ってます。

Xperiaはこれまでも特にAndroidスマートフォンの性能や機能・デザインを牽引してきたわけではなく、むしろずーーーーーーーーーーーーーっと「周回遅れ」の代名詞として語られてきました。

でもこの周回遅れを挽回すべく、新モデルではひとつずつそれまでの不満を解消してきて、ユーザとメーカーとの一体感というのでしょうか、そういう製品だったはず。

いまやどのスマートフォンでも性能的な差異は極少となってきてはいるものの「Xperiaらしさ」はあったと思います。Xperia XZ2にも「Xperiaらしさ」はもちろんありますが、なにかが違うんです。そのなにかが何であるのか、まだはっきりとは分かりません。だから私はXperia XZ2シリーズは見送ることになると思います。ごめんなさい。。。

 

本日、5/22にソニーはIR Dayを開催しました。そこでちょっとだけ明るい兆しが見えたかな、と思いました。

課題「商品⼒強化の遅れ」 

今更かもしれませんが、きちんと課題を認識し、これを改善すべく、そして新たな5G時代に向けた施策を示しているので、すぐに事業売却するような感じでは無さそうかな、と。

 

冒頭に書きましたとおり、Xperia XZ Premiumが非常に快適です。もう少しこいつを使い続けることにして、次のXperiaの登場をもう一度だけ待ってみようと思います。(お人好しすぎですかね^^;)

 

3件のコメント


  1. 正直、HUAWEIのP20 Proがドコモで発売される時点でダメだと思いました。
    この機種に到底及ばない、2周遅れって感じです。

    Compactしか売れないと思います。


  2. フラグシップは1年に1回になったんじゃなかったのかな…
    無理した結果のXZ2な気がします。
    Performanceが出た時の感じに似てる、当時Z2使って機種変も考えてたけどPerformanceは見送りXZで機種変して満足、XZ2はバッテリーこそ容量アップするも重さもアップ…

    機種変したくなるXPERIAを待つしかないな。


  3. 自分は今X Performance使ってまして10月に2年たつのですが
    帰るとしたらXZ1 XZPのどちらかにしようかなと…
    XZ3(仮)でイヤホンジャックが復活するなら検討しますがw