※2013.10.15にAndroid4.2.2へのアップデートがやってきました。
実際にroot維持したままOTAした考察をアップしましたので、【Z】root化済 Xperia ZのAndroid4.2.2 アップデート方法をご参照ください。
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巷ではXperia Z(SO-02E)のAndroid4.2.2へのソフトウェアアップデートが10/15(火)に行われるとか行われないとか。。
たぶんですが、昨今のドコモXperiaのソフトウェアアップデートはOTAという端末単体でしか行われず、PCを用いたアップデートは提供されないため、ftfファイルの作成ができない問題がこのXperia Zにおいても発生する可能性が高いです。
以前、【コラム】Xperiaカスタムの終焉が近づいているかもしれない・・・という考察をしましたが、au Xperia UL(SOL23)ではSUS/PCCでのアップデートができたこと、グローバルでもXperia Z UltraなどでもSUS/PCCが提供されていたため、現状ではドコモXperiaだけが該当するようです。
今回のアップデートはOSバージョンアップとなるため、従来のカスタムがそのまま使えない可能性が高いこと、それを試すときにブートループに陥ること必至です。
Xperiaカスタムにおいてこのftfファイルの果たす役割が非常に重要であることは重々承知しているはずですが、念のためXperiaカスタムユーザへの注意喚起のため、初期化するための方策を確認しておきましょう。
現バージョンのftfファイルは持っていますか?
最悪、最新ファームでなくても以下のバージョンのftfファイルを持っていることが非常に重要です。
発売時からのバージョン変遷
- 10.1.D.0.317
- 10.1.D.0.322
- 10.1.D.0.333
- 10.1.D.0.343(最新)
もし持っていない場合はアップデート前の今なら自分のXperia Zで作成することが可能です。ただし、初期化が伴いますのでTitanium Backup、CWMのバックアップは必ず取得してから作業してください。
ftfファイルの作り方
こちらで考察しています。
なお、自分で作成したftfファイルが正常に焼けるかどうかのテストは一度やっておいたほうが良いかと思います。例えば、ブートループに陥ったときにイライラしながら初期化しようとして、何かの手順見落としていたり、そのファイルが実は正常に焼けるftfファイルではない可能性があって、更に混乱する元となります。(経験者談)
rootを維持しつつOTAをするための環境戻し
現バージョンでシステムファイルを弄っている場合OTAで失敗します。CubeModやXposedがインストールされた状態ではOTAが失敗してしまいます。また、CWM導入においてric対策をしていない場合も失敗します。
CubeModを削除する方法
必ずキューブキューブさんが提供されているリカバリzipファイルを適用してください。
- cwm-cube-mod-z343-0.4.0.3rec http://sdrv.ms/17HiA6H
なお、Android4.2.2化したXperia ZにはそのままではCubeModは使えない(はず)です。
Xposedを削除する方法
Xposedをアンイントールします。
Xposedアプリ起動>フレームワーク>アンインストール
導入済みアプリはそのままでも大丈夫なはずです。
ric対策済/未対策の簡単な確認方法
システムファイルを弄ることができるRoot ExploreやESファイルエクスプローラで、ファイルを書き込みするモード(R/W)したときに端末が再起動してしまう状態である場合、ric対策さ れていません。再起動しなければric対策済みと判断して良いと思います。
#最新版rootkit(キューブさんの rootkitZ_JB_0_343.zip)を使ってroot取りした場合はroc対策済みです。
上記の確認や削除するのが面倒くさいという方は、ftfファイルを用いて初期化後、rootkitを用いてroot化 + CWM導入した状態であればOTAが可能なはずです。(Xperia Aで実績あり)
2013.10.15追記
上記以外にCWMと1クリックrootkitのファイル改変(/system/etc/hw_config.sh)が必要となります。
作業手順は【Z】root化済 Xperia ZのAndroid4.2.2 アップデート方法をご参照ください。
OTA失敗した!その時は・・・
なお、OTAは失敗しても大丈夫です。端末をリセットすれば従来のOSが立ち上がります。
端末リセット方法
リセットは「電源」+「音量(大)」を5秒長押し>ブルッと振動で再起動、そのまま押し続けると3回バイブが振動し完全停止が可能です。停止後に電源ONすれば今までのOSが立ち上がるはずです。
こういうときは電池が取り外せるとラクなんですけどね~
(途中で電池が切れたりして止めてしまった場合は二度とシステムが立ち上がらないかもしれません。その時はftfしてみてそれでもダメなら諦めるしか無いです。。決してドコモショップに駆け込まないように!!!)
その他、自分で変更したシステムファイルは元に戻すことでroot権を維持したままOTAできるはずです。
10月15日にホントに来るのか分かりませんが、手順を知っておくだけでも知っておくとあとあとラクだと思いますよ~
システムファイルをそこそこ弄ってる私的には、PCCからのアップデートが出来ない事は少し辛いですね。4.2.2はグローバル版のROMやブートローダーがロックしてても導入出来るカスROM等を焼いたりして使ってはいるのですが、ドコモ版も焼いてみたい思いもありましてね(笑)