【Z3・Z3 Compact】root取れた!でも本当に必要ですか??

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海外では懸賞金までかけられるほどbootloader unlockせずroot化する秘策が見つけられなかったところ、ようやくunlockでもroot化できたようです。

さっそくAndroplusさんのブログやぺっぱーろぐ!さんにて手順をアップされましたのはもうご覧になられましたか?


http://androplus.org/Entry/273/

【追記】Bootloader Lockedでも出来る、Xperia Z3シリーズのroot権限取得の手順
http://pepper-nxt.blogspot.jp/2015/01/locked-xperia-z3-giefroot.html

遂にXperia Z3シリーズでもBootloader unlockをせずにroot権限を取得する手順が確立されました!

 

これまでのXperiaにおいては、快適性を追求すべく先人が確立したroot取りの方法を備忘録として考察してきたので、「お前が言うな!」と言われてしまいますが、Xperia Z~Z1以降、root化するメリットは正直薄らいできていると思っています。

買ってきたその状態でなんの不満もなく、「超」のつく快適さにroot取ってまでやりたいと思うことがなくなりましたよ、ええ。考察ブログの内容もここ1年くらいで大きく様変わりしてるのも事実。

それでも利用する環境によっては今でもroot化する必要のあることも認識しています。ここで改めてXperia Z3をroot化する意義とその非常に大きなリスクがあることをまとめてみたいと思います。

 

root化して困ること

特にキャリアモデル(ドコモ・au・ソフトバンク)におけるデメリットは果てしなく大きいのです。もちろんグローバルモデルもいろいろやっかいなことになる場合もあります。

 

保証は無くなります

各キャリアのサイトにもちゃんと記載されています。(root化=ソフトウェア改変、にあたります)

ドコモ|保証について
https://www.nttdocomo.co.jp/support/trouble/repair/repair_service/first/#p06
z3-z3c-root

au|交換用携帯電話機お届けサービス
http://www.au.kddi.com/mobile/service/after-service/support-plus-lte/
z3-z3c-root02

ソフトバンク|あんしん保証パック
http://cdn.softbank.jp/mobile/set/data/legal/spguide/pdf/sp_price_option_safety_plus.pdf
z3-z3c-root03

 

Xperia Z3シリーズは通常であれば8万円とか9万円もするんです。(一括で買ったりMNP一括0円、白ロムなど購入方法は様々ですけども)もし修復できなく使えない状態になってしまっても24回の分割金をあなたは払い続けることができますか?

 

使えなくなるサービスもあります

最近Xperia Z3 Tablet CompactにインストールしたTV Sideviewで自宅nasneを経由した地上波を見たりするのですが、root化するとこの「モバイル視聴」機能が使えません。持ち出しができなくなります。

一時期パズドラなどのゲームでもroot取っているとプレイできなかったりして、その対処策がいろいろ出たりもしていましたが、ゲームは殆どやらないので最近はどうなのでしょう。。。

 

失敗しても自己責任です

今は何でもネットに情報が上がっていますので大抵のことは解決できるはずです。様々な角度で検索すれば必ず情報は見つかるはず。人に聞く前にまずは「調べる」こと。こうしたスキルが絶対に必要です。

 

もし修復方法を教えてもらえたとしても、その情報が正しいかどうかなんての誰も保証してくれません。もしかしたら間違った手順を「わざと」教えてくれるかもしれません。その情報の真偽の見極めも非常に重要ですし、せっかく手順を教えてもらってもその手順を読み間違いをしたりして正しい修復とならない場合も。

 

知り合いにやってもらおう!なんて人もいるかもしれません。でもそうやって他人を頼ってしまった時、万が一不具合でた時にどうしますか?自分では何もできない。旅行先、出張先でそれが出てしまって、対処法がわからないまま電話もできず、写真も撮れず。なんてことも起こる可能性も。

ある程度知識と経験がないと手出しすべきではありません。

 

 

それでもrootを取る必要を感じるなら

以前にもまとめていますが、これまでのroot化する理由として、電池残量のパーセント表示であったり、ステータスバーを下ろした時にWi-FiやBluetoothのON/OFF切り替えるトグルスイッチを設置したり、内蔵ストレージ容量が少ないためアプリデータをSDカードに移すなど、「機能不足を補う」ためのものでありました。(個人的に)

それがほぼ全て叶うようになった今、本当にroot化が必要かといえば「不要」という意見が大勢を占めるのではないでしょうか。

そんな中でも、例えばドコモスマートフォンをMVNOサービス提供社のSIMを使ってテザリングしたい、などという理由であればrootを取ってテザリング用強制APN切り替えを止めることが必要です。ちなみにauスマートフォンはmineoなどMVNOのSIMを使っていてもテザリングは可能です。

また、キャリアの独自サービスを完全に停止したい(一部は無効化できますができないものもあります)、端末にしか残せないアプリのデータを保持しながら初期化したい等々、さまざまなroot化が必須の使い方はありますが、上記の通り大きなリスクが伴いますので自己責任であることを十分理解することがとても大切です。

 

しつこいようですが、自己責任であることを理解の上、カスタムを楽しんでいきましょう\(^o^)/

ちなみに私は【Z3 Compact】 先週までのドコモのMNP祭りに参加しなかった代わりにこうやってゲットした!で結局グローバルモデル(D5833)をチョイスしてXperia Z3シリーズは制覇してしまったわけですが、上記の通り必要性を感じていないので、いずれもroot化はしませんよ。