海外Xperia ZシリーズのAndroid5.0.2へのOSバージョンアップ(Lollipop化)はXperia Z3シリーズから始まり、まだXperia Z2までで止まっている(はず)です。
OSアップデートは一気にすべての地域、全てのモデルに適用するのではなく少しずつ対象の地域を拡大していくため、「あの人にはアップデート来てるのに自分のには来ない、同じモデルなのに(´・ω:;.:…」という嘆きを聞くことがありますよね。
これは私たちはメーカーから直接購入したわけではなく、Expansys Japanや1shopmobile、Cloveなどの海外スマートフォンを扱う通販ショップから購入しているため、購入した時期やショップによって調達した経路が違うために発生しているのです。
そして手持ち端末がアップデート対象ではない時期に他所でアップデートされたファームウェアを強制的にFlashtoolで焼いているのが現状ですよね。このような一連のカスタムをするときにふと「自分のXperiaっていったいドコ向けに出荷されたモデルなんだろう」と思ったことありませんか?
今回はその調べ方と仕向地(CDA:国コード ・ 地域コード)を知ろう!という考察です。
調査に必要なもの
CDAを調べるにはたぶんもう持っている(環境がある)ものです。
Xperia考察ブログでもおなじみ、OSアップデートを知る方法としてこれまで何度か考察した「XperiFirm」。
もう一つはXperiaですw
確認方法
Xperiaの電話アプリからサービスコードを入力しCDAを確認し、XperiFirmからそのコードがどこ仕向けだったのかを確認していきます。
※既に強制的にftfを作成して焼いてしまった場合はこの限りではありません。
XperiaのCDAを確認する
「 *#*#7378423#*#*」>Software Info>Customization Version
※*#*#7378423#*#*は覚えられない場合は「*#*#」につづけて数字キーに小さく記載ある英文字「service」、最後に「#*#*」と覚えると分かりやすいかもです。*#*#service#*#*です。
このCustomizetion Versionが端末が本来持つCDA(仕向地の国コード・地域コード)です。ソニーモバイルによるアップデートはこのCDAを見てアップデート対象か否かを確認しています。
私のXperia Z3 Compact(D5833)のCustomizetion Versionは「1288-5506」であることが分かりました。
XperiFirmで仕向地を調べる
XperiFirmを起動、左ペインから該当端末を選択すると右ペインにはCDA・Market・Operator・Lastest Releaseという4つの項目があります。このCDAが先ほどXperiaで調べた「1288-5506」に該当します。
これによると1288-5506はシンガポール向けだったことが分かります。そして現時点の最新ファームは23.1.A.0.726(Android 5.0.2 Lollipop)であることも分かります。
XperiFirmの使い方はもうご存知だと思いますが、右上の「Check All」をクリックすると最新ファーム一覧が表示されますし、自Xperiaのファームより新しいバージョンのファームウェアを適用してみることもできますね。
ちなみにD5833では23.1.A.0.726が最新ですが、サポートする周波数違いのD5803には新ファーム?な「23.2.A.0.278」がドイツテレコム向けに提供されています。(ドイツテレコム向けXperia Z3にも提供されている)唯一なのでドコモ向けみたな何か特別なキャリア仕様なのかもしれませんね。
ちなみに「全アプリ終了」ボタン付きの新ファーム「23.2.A.1.62」がXperia Z3(D6653)の香港仕向で公開されています。これがいずれD5833にも降ってくることでしょう。楽しみです。
が、既に手持ち海外版Xperiaをアップデートして「やっぱりこれまでのXperiaのほうがXperiaらしかったよな・・・」って思いませんか?(慣れの問題なのかもしれませんが)
※日本で販売しているXperiaも調べられますが、アップデートはキャリアごとに一斉に行われますのでCDAは知らなくても問題ありません。
これだとFTF焼いた場合、その地域の端末とみなされてしまいますね。
C6833の場合はSIMスロットそばのCDAを記した紙を見たほうが確実ですね
ありがとうございます。ベロ出して書かれているSI番号、CDAとは一致しないのですよね。。。よって「一度でも他ftf焼くとこの限りではない」と追記させて頂きました。